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残りの時間との向き合い方(イニシェリン島の精霊を観て)

先週観てきました。イニシェリン島の精霊。

あらすじ知った時、重そうな話やなぁ….と思ったんやけどコリン・ファレルが気になって😅 と言ってもS.W.A.T、マイアミ・バイスなど若手イケメンのイメージしかないんだけどね。

コルムが主人公パードックに絶縁を言い出すことから物語は進んでいくんだけど、絶縁具合がすごく極端。それって憎み合った時の絶交具合じゃない?ってレベル。
最初は音楽に専念するためでも極端すぎね?って思ったんだけど、話が進むにつれ納得。結局、村社会なのよねぇ。
小さい島だから誰もが知り合いで情報の伝達が早い、だから少々極端でも厳しい方法を取らざるを得なかったのよね。まぁ指をきるのはどうかと思うけどね。

あたしも実家(ちょー田舎)にいたら、今同じことを思うかもしれないってことちょっと頭をよぎったもん。村社会が苦手で実家に残らなかったけどね。(今となってはそれがよかったかどうかはわかんないけど。← 今話すことじゃないけど)
コルムの持っている課題、残りの時間との向き合い方は、今のあたしが考えなきゃいけないことでもあるから人ごととは思えない。
最近楽しければいいっか的な短絡&快楽主義になってきてるから気をつけねば。

ブレンダン・グリーソンがとにかくよかった。変わり者なんだけどチャーミング。アイルランド独特のダークな色合いの衣装もとっても似合ってて。

苦手なテーマなのに飽きずに観れた。アカデミー賞 8部門9ノミネート なのも納得。


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