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パリでの学び①

前回の投稿にも書いた通り、9月にパリに行ってきた。パリで開催されるメゾンエオブジェ、デザインウィークに行くためだ。

まず「メゾンエオブジェパリ」というのは、インテリアにかかわるブランドやメーカーの国際見本市。とてつもなく広い空間に、所狭しと様々なプロダクトが展示されている。会場はパリ中心部から電車で1時間ぐらいの郊外にある。

一方「パリデザインウィーク」というのは、パリ中心部のギャラリー、ショールーム、ショップなどでデザインにかかわる様々な物が見れるイベント。メゾンエオブジェの期間に合わせて、十数年前から開催されているもよう。
普段は観光客だとなかなか入りづらいようなギャラリーでも、デザインウィークの看板を掲げているので普段よりはちょっと気軽に(?)誰でも無料でデザインを楽しむことができる。

私は今回、メゾンエオブジェに日本に輸入する物を探しに行った。
2年ほど前から輸入の仕事に興味を持って、本で勉強したりそういうお仕事をされている方に話しを聞きに行ったりと、細々と準備してきた。

…がしかし、いざメゾンエオブジェに行ってみると、自分が日本に輸入したいと思えるような物には出逢えなかったのだ…。
これにはちょっと(いや、けっこう)落ち込んだ。これまで準備してきたのに…せっかくパリまで来たのに…と。

このことについて、日本に帰国して冷静になって考えたところ、2つのことに気がついた。
1つは「メゾンエオブジェに行くこと」自体が私の目的になってしまっていたこと。
よくよく考えてみたら、自分のやりたいことがあって、その手段として物を輸入するということがあるはずだ。今の私はやりたいことが明確じゃないから、目的と手段を履き違えていたのだ。

2つ目は、物の裏にあるストーリーに人は惹かれるということ。
日頃から、何か物を買う時、物自体の美しさはもちろんその裏にあるストーリーに興味を持ち、そこに惹かれたら購入することが多い。
例えば、器ならプラスチックの大量生産品より作家が作った器の方が愛着を持てるし、インテリアなんかも、デザイナーの物語を聞くことが好きだ。
普段からそういう考えだったから、何かを輸入するにしても、そういうストーリーがある物にしたいと思っていたが、メゾンエオブジェを回るだけではそのストーリーにまでに辿りつくことが出来なかった。

素敵な物は山ほどあるのに、日本で購入できないような物もたくさんあるはずなのに、どこか見たことがあるような、ないような…という感覚になってしまった。やはり物は、ストーリーがセットになって初めて魅力を放つのだな。

今振り返れば、この2つが私がメゾンエオブジェで輸入したい物が見つけ出せなかった大きな原因だったとわかる。

はぁ、また振り出しに戻ったしまった…。
…と自分では思っていたが、振り出しではないみたい。自分の足で行って感じて、初めてそのことに気づけたのだから前進じゃない?と夫に言われた。(自分はポジティブな性格だと思いつつ、こういうところはけっこう打たれ弱い。。)

その一方で、ものすごく心惹かれることにも出逢えた。その話はまた次に書こうと思う。

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