01|転職を延長思考で考えてないか?キャリアは逆算思考で戦略を立てる【 自己投資時代の建設キャリア 】
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はじめまして。よこりょーです。
まずは、この記事を開いてくれてありがとうございます。
このマガジンでは、紆余曲折あって建設・不動産業界に12年、計4社を渡り歩いている筆者の経験と思考について勝手気ままに綴っています。
簡単に言うと、「キャリア形成」という観点では建設業界に相当の不満があり、不満解消のために何をして今のキャリアになったのか、そんなこんなを語ったマガジンです。
「へぇ、こんな考え方もあるんだ。」とか「まさにその通りだわ。」とか、はたまた「いやいや、こいつ何も分かってないな」とか、ご自由な意見を持ちつつ、ライトな感覚で楽しんでください。
ダメだと思ったらすぐポイしてもらって構いません。
しかし、建設関係者にはそれなりに価値提供できる内容になっていますので、マガジンの各記事を読んでいただけたら大変嬉しいです。
さて、現時点ではこのマガジン内の記事には以下の記事があります。
また、”ビルキャリ.”という施工管理のキャリア専門メディアも運営しているので、興味があれば覗いてみて欲しいです。
では、前段が長くなってしまいましたが、マガジン第2弾は「転職を延長思考で考えてないか?キャリアは逆算思考で戦略を立てる」です。
どうぞお付き合いください。
【第1話】キャリアのスタート地点はどこでもいい
正直なことを言う。
「キャリアはどこからスタートしていたって大した問題ではない。」
こう言うと、多くの反論があるかも知れない。
実際、新卒でエリートコースの大企業に就職し、20代後半で年収1000万円台なんていう高額の給料を得ている「ぬくぬくコース」もある。
私もそういったコースにいた友人が本当に羨ましかった。
しかし新卒の頃や、新たなキャリアを積もうとやる気に満ち溢れているときは、「ぬくぬくコース」の真逆を選択していくことが往々にしてある。
例に漏れず私もその1人だ。
新卒で大工。
私のキャリアのスタートは、大学卒業後に建築職人(多能工)として働くことから始まっている。
多くの人に、「せっかく大学出たのにもったいない。」「もっと良い会社あったでしょう。」「何で建設作業員なの?」と言われてきたが、あまり気にはしていないかった。
その理由は、拙いながらも15年先までのキャリア戦略を持っていたからだ。
ひとつの会社に長く勤めるのではなく、会社を使ってスキルを獲得し、転職でキャリアを積んでいく
そんな戦略だった。
その戦略は、建築の末端である現場を知り、自分の手でモノを作れるようになってから1ステップ上の現場管理業務へステージを上げる。さらに1ステップ上げて発注者側の技術者へ、さらに1ステップ上がってプロジェクト全体のマネジメント業務へ。といったもの。
なぜそのようなキャリアを選択したのか。
その理由は2つある。
①単純に就職氷河期で「ぬくぬくコース」に入れなかった。
②現場を知って成り上がっていった方が”かっこいい”と思った。
この程度の理由だ。
そう。私はエリートでも何でもなく、ただの平凡なサラリーマンだ。
しかし、就活の時に考えていたキャリアプランが今ではほぼ現実のものとなり、現在は不動産デベロッパーの建築主任として勤めている。
仕事はほぼ定時で上がり、子育てに奮闘する新米パパをし、休日は早朝からコーヒー片手にブログやnoteを執筆している。建設キャリアとしては大変満足した生活ができている。
結果論だが、「ぬくぬくコース」より良い年の重ね方をしたと思う。
それに、”新卒で大工”というキャリアのスタート地点から今の生活までを大工仲間で予想できた人はそう多くないはずだ。
実際に私は大工で挫折し逃げ出した。
1年近く無職だった期間もあった。
それでも満足のいく生活にはなった。
だから、キャリアはどこからスタートしていたって大した問題ではない。
重要なのはその先の道をどう戦略的に進むかだ。
キャリア戦略を決めるのに早いも遅いもない。時間の無い"バグった"生活に悩んでいるなら、将来を起点にして戦略を練ってみて欲しい。計画して行動すれば誰でも『ゆとりある生活』にたどり着くことはできる。
【第2話】キャリア志向の根本
私がこのようなキャリア志向を持つようになったのには理由がある。
それは、「人に評価されたい!」という願望と「自分の人生を楽しみ尽くしたい!」という願望を強く持っていたからだ。(誰にでも少なからずあると思うのだけれど、どうだろう?)
「年収の高さは自分の仕事の価値!」という今では古めの価値観と、「自由に好きなことをして生きたい!」というこれもまた使い倒され飽きられたテーマで自分のキャリアを考えていた。
有り体に言ってしまえば、平凡なキャリア感だ。
それでも唯一つ、人と違うことがあった。
それは「会社は辞めるためにある」という認識を持っていたことだ。当時企業に属しながらフリーランスのように自身の市場価値を高めていく。今では一般的な考え方も10年前はあまり浸透していなかった。
何にしろ、「会社の仕事に自分の時間を奪われたくは無い。」という意識が本当に強かった。
もちろん仕事は精一杯やりたい。
しかしその上で自分の趣味にも打ち込みたいし、子育てだってしたいし、家族とたくさん旅行にも行きたい。
その希望を実現するためのキャリア戦略だった。
だから2回目の転職の際には普通に「子育てがしたい」と伝えて子育て出来る企業への転職を成功出来ている。
なにも特別なことをしてきたわけじゃないし、特別な個性があるわけじゃない。
ごくごく普通の感性で仕事をしている一般的なサラリーマンだ。
ただし、この一般的なサラリーマンが『ゆとりある生活』を実現するには、1つだけ条件がある。
それが次で話す「バックキャスティング」だ。
【第3話】キャリアは”バックキャスティング”で考える
少し切り口を変えよう。
私はキャリアを“バックキャスティング”で考えている。
バックキャスティングとは、”逆算思考”のことを指す。
実現したい未来があり、その未来からさかのぼって今やるべきことを定める思考手法だ。これは”長期的”な目標を達成するために有効な手段として使用される。
逆に、過去・現在のデータから効果的な事象を分析し、現在の行動を選択していく思考手法もある。これを”フォアキャスティング”といい、延長思考のことを指す。
これは”短期的”な戦略を練る際に有効な手段として使用される。
実はバックキャスティングは難しいものではないし、一般的に利用されている手法だ。
おそらく部活や受験勉強、仕事でも目標を定めて、それに向けて今やることをリスト化してこなしていく作業は、ほとんどの人が経験があると思う。これがバックキャスティングそのものだ。
しかし、キャリアや転職においてはなぜかフォアキャスティング(延長思考)で考えられているように思う。
「これまでの経験や出来る仕事がこれだから、転職の選択肢はこれ」という思考をしていないだろうか?
キャリアは人生をかけた”長期的”な計画なのだから、現状から延長していく思考で理想が達成されるはずがない。
身近な目標やスケジュールは逆算して計画するのに、なぜ仕事やキャリアだけ逆算で考えないのかが不思議でたまらない。
キャリアをバックキャスティングで考えれば、「理想の生活のためにはこれだけの年収と時間は欲しい。そのためにはこんな仕事をしよう。その仕事にはこんなスキルが必要になるから、今はそれを得られるこの仕事に就こう。」という思考になる。
これをイメージしてプランを作れれば、あとはそれを実行するだけだ。
私は当時から、(ぼんやりではあるが)将来過ごしたい未来の生活イメージを持っていた。
それは『ゆとりある生活』だ。
仕事で成果を出し、高給を得て、家族と和やかに暮らし、自分の趣味にも打ち込める。そんなありきたりな未来を夢見ていた。
ただ、その実現のためには無計画ではたどりつけない。だから本気でキャリアプランを考えた。それもプラン通りに進まなかった場合の代案も含めて、何通りもの道筋を用意した。
それが今、現在のキャリアになり、理想を実現している。
つまり、バックキャスティングでキャリアを考えることで、スタート地点がどこであろうと、『ゆとりある生活』にはたどり着くことが出来る。
そのための努力は必要だが、ひとつひとつクリアしていけば目標にたどり着く作業ゲームになる。
今回はこの「バックキャスティングでキャリアを考えることが重要だ。」ということだけでも覚えてこのnoteを読みえて欲しい。
一旦まとめ
少し長くなってきたので、今回はこの辺で終えます。
次の記事は、"自己投資"をしないといけない時代である理由を解説しています。少し退屈な内容かもしれませんが、重要な知識なのでぜひ目を通してみてください。
その次からは、今の生活から『ゆとりある生活』へ変えるための具体的なキャリア戦略。それから、ヒントにしてもらいたい私の経験や考え方をお伝えしていく予定です。個人が特定されない範囲で私の経歴も交え、具体性のあるロードマップを示していきます。
もしよかったら、引き続きお付き合いお願いします。
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では、今回はこの辺で。
ご拝読ありがとうございました。
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