乙武大行進

今日は暗い顔やねって言われた。
自分では一番には疲れているんだろうと思っていたが、それだけではなかった。

昨日は安倍元首相が銃撃され、お亡くなりになった。日本のリーダーだった方が卑劣なテロに遭い、短時間で命を落とされたことにショックを受け、怒りが湧いた。
安倍さんのファンかそうでないかは関係なく、あっさりと命がなくなってしまうこと、なぜそうならざるを得なかったのかを考えて落ち着かなかった。


夜、乙武氏がyoutubeで安倍さんへの思いを伝えられた後、今回のことは「民主主義への冒涜」「テロ行為」それだけではなく、五体不満足の自分だからこそ、さらに感じていることがあると言われてハッとした。
「僕は一発殴られたら、それで負けなんです。それ以上何もできないんです。」
「だからこそ、暴力はいけない。絶対に許せない。」とおっしゃった。

自分の思いが伝わらない、自分だけが負け人生をつかまされている。そう思って生きている人がこの世の中にはどれだけいるのだろう。今回の容疑者もきっとその一人で。こんな大事件にならないと大きくは取り上げられない。こんな人を増やしてはいけないと思った。私にも何かできるか・・・。

その乙武氏が今朝８時から　暴力のない世の中のために　すべての人たちのために　「乙武大行進」と題して、あの足？で国会議事堂まで10時間以上歩いてる。
彼は、体を使った暴力、言葉の暴力から身を守るために、言葉を操る能力が長けているのだと思う。
言葉の魔法使い。そして、行動力で納得させる。

赤ちゃんは言葉が話せないから泣いて知らせる。
自分の言葉が誰にも伝わらないと諦めて、暴力に走る大人は卑怯。
乙武氏ほどの魔法使いになれなくても、心をキャッチして言葉にすることがとても大切だと改めて考えた。

私も、このブログを書いて落ち着いた。
話すなり書くなり、自分の中から出すことで自己理解し、前を向けるようになるものだと思う。

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