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認知症グレーゾーンの親に対して、どう接する?

こんにちは
ヨーコの心意気です

本当は、あまり触れたくない話なのですが

現実であり、実際自分の身に降りかかってきている課題なので、少しだけ書いてみようと思います

お陰様で80代半ば、両親共に健在です

ただ、やはり生身の人間
《老い》には逆らえませんね

コロナ禍以降
特に母親に何かと起こるようになりました

耳が遠くなり
それでなくてもコロナ禍中
外に出ることが激減し
人とコミュニケーションを取らなくなったことが大打撃だったと思います

補聴器を購入したものの
補聴器から聞こえる音が今までとは
違って聞こえるようで
頭が”わんわん”(?)する、とか
高いのに落としたら、とか
何かと理由につけたがらず

「補聴器は老眼鏡と同じ
目が悪くなって老眼鏡をかけるように
耳が遠くなったから補聴器をするだけ」
と説得してもつけたがらず

難聴は認知症のリスクが高まるのは
知らずとも想像できることで

聞こえない
  ⇓
答えない=喋らない
  ⇓
会話をしなくなる
  ⇓
自分が言いたいことだけ発する
  ⇓
頭を使わない=思考が衰える
  ⇓
認知機能が低下する

実際、私も補聴器を付けてみました
母親の言ってることが分かりました
私は実際普通に聞こえているから
そう思うのかもしれませんが
普通ならさほど気にならないような
音まで聞こえてくるのです
補聴器の有無関係なく
そばにいる人の声やテレビの音が聞こえるのは
普通ですが
補聴器をつけると
扇風機の”ウ~~~ン”っていう機械音(?)、床への振動音までが他の音と同じレベルで聞こえてくるのです
※ちょっと活字で説明するのは難しいのですが
母親が補聴器を付けたがらない気持ちが分かります
慣れだと聞きますが、正直結構なお値段する割には、どなのかな?という感想


コミュニケーションが激減しただけではなく
外出そのものが激減したため
体を動かさなくなり
80を超えてから太りだし😱
自分の重さに耐えられなくなり
膝を悪くして歩くのが億劫になり
更に、動きが鈍っていた分の
筋肉の衰えも伴って、コケたりが多々

膝に水がたまりだし
病院に水抜きに通うこと、しばしば


医者からもダイエットが必要!と言われ
認知症状も出てきているから
外に出ること、人とおしゃべりすることが
必要だと指導を受けたようです

何をするにも
《本人の意思》が必要

父親が説得をして
ようやく最近になって
膝のリハビリを始めたようです

認知症状があるとは言え
現在の介護認定はレベル1なので
週に一度、訪問でリハビリの技師さんが
40分ほどマッサージやら動きの指導やらを
してくれているようです

その甲斐あって
2カ月ほど会っていなかったのですが
前回会った時の倍くらいは
歩けるようになっていたし
よく喋るようにもなりました

ただ、補聴器はやはり…
家の中では大きな声で話しかけるか
耳元で話せば聞こえているので
そんな感じで会話をしました

認知機能が衰えているため
時系列記憶が会話の中で前後したり
問いかけたことに対する回答に
首をかしげながら答えることもありますが
理解をしようと考えているのか
少し間が空くので、答えを急がせないように
こちら側が相手のペースに合わせるように
しています

父親がそんな母親に対して
リズムが合わなくなっているせいか
会話の仕方が、けんか腰なので
父親に対しての教えも必要な状態
父親いわく
「分かってるんだけど、ついキツイ言い方してしまう」と


普段は離れて生活をしていて
生活を共にしている父親に
一番負担をかけてしまっていることは
申し訳ないと思うのと同時に
体が動く元気なうちは二人で頑張ってもらいたい、という思いもあるので
「自分の親なのに面倒みないの?」
と思われる方もいるかもしれませんが
このスタンスを現時点では変えるつもりはなく
両親の性格的なことも踏まえ
今後も対応していこうと思っています

父親には
「ケンカ腰に話さず、説得するように話して」
「会話をする時も、”考える”内容を」
「本人(母親)より周りが潰れないように
特に自分(父親)自身を労りながらにしてください」
「プロに任せること、ただし内容は把握して」
などなど色々伝えました

母親にとって《介護》という言葉が
気に入らないというか認めたくないというか
そんな風に聞こえるようなので
《認知症》なんて言葉を投げかけたら大変なことになると思います
そもそも《認知症》は自分が「何かおかしい」と思うことから
と聞きますが私の母親の場合は「おかしい」ことには、気づいていないような感じです


「どうしたらいいんだろう?」と
私も《介護》や《認知症》については無知に等しいので、知らないなりに今は
「これ以上、認知機能が悪くならないように」という一心で
生活環境をどうすればいいか?を
調べたり、試してみたりしています

母親の認知機能の衰えに対して
私は《認知症》という言葉が何となくイヤです
でも、不思議とその親の認知症状に
ショック感はあまりなくて
いわゆる《老い》の症状、脳の症状だから
仕方ないと思っている方が大きいです

自分なりに調べた結果
【認知症グレーソーン】で
《認知症》100%ではないと思うので

と、これも私自身を客観的に見たら
自分が潰れない為に自分を守っている
思考にすぎないのかもしれません
でも、それでいいと思っています

「老いては子に従え」と伝えてきましたが
今は親の言い分を一旦聞き入れ解釈した上で
提案をして、両親の考えを優先するように心掛けています

誰でも老いていくもの
思うようにいかないことが増えて当たり前





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