見出し画像

お金にまつわる話 騙されやすい人とはどんな人なのか?その2


こんにちは。


25歳の時に投資詐欺にあいました。
その後、何とか取り戻そうと4年を費やして、
その企業の為にお金も時間も捧げてしまったという体験記です。

その1では当時の自分の状況を分析させて頂きました。

この記事を読まれた方にはそのような回り道はして欲しくはないと
強く願っておりますので
出来るだけ詳しく汚点を書かせて頂きます。

今から20年前の西暦2000年の事です。
世の中はミレニアムとか色々セレモニーで盛り上がっており、
世紀末の予言やパソコン機器の2000年問題、自己啓発セミナーが大流行していました。

当時、田舎で実家暮らし。
ぼんやりと生きていた自分には、お金もなく、県外に行く事も少なくて
生活圏も半径50キロメートル以内でした。
もちろん出会う人は会社の人や、同級生やOB、OGたちだけ。
何か趣味を持って特別なサークルに入っていなければ、新しい人に出会う事はまずない。
満足ではないけれど、ものすごく不満があるわけでもないという
ある意味恵まれた温室の様な環境で暮らしていたと感じます。

そもそも、投資の話は学校のOBがぽろっと
「こんなのあるよ」と言った事から退屈しのぎに受けたものでした。

その気になりましたね・・みごとに。
元気だけが空回りして帰宅しましたね。

そして、その洗脳がずっと溶けなくて、
自分は何かを為すべき!みたいな、大きな妄想に捉えられていました。
これは、自分の中のコンプレックスの裏返しで、
宝くじを当てて一発逆転してやるぞ!のような気持ちがメラメラしていたのだと思います。

その、投資の話によると、

「もう、世界経済は破綻する」

「日本円はもう終わりだ」

「奪い合いの恐ろしい世界がやって来る」

と言った独自の未来予測(?)をもとに

「わが社に投資をしたら、あなたは助かる、家族みんなも助かる、あなたは救世主になる、賛辞のなかで一生を過ごせるのだ」
と言った内容でした。

また、信頼を得るために、自称官僚の話や

「ここだけの話」

「あなたは特別」

と言った内容を繰り返します。
詐欺の手口は知っているつもりでしたが、今回のこの話は本物なんだという考えから一ミリも離れられなくなりました。

投資詐欺の前には、良く分からないネットワークビジネスのお誘いも嫌と言うほど受けてきたのですが、オカルトチックと言うのが2000年になったばかりでノストラダムスの大予言は本当だった!みたいな感覚もあり、
一発逆転したくて、信じたくて、乗ってしまった、言う感じはありました。

次回は、カルト的投資詐欺協会に入会?している間に体験した事についてお話させて頂く予定です。

#ゆたかさって何だろう #投資詐欺 #欲望 #虚栄心

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?