見出し画像

The Soft Bulletin

【音楽的に影響を与えた10枚のアルバム】
6日目/10日ーほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。説明は不要。毎日誰かを指名する。(noteでは指名しません)
Day 6 of 10 – 10 all time favorite albums that really made an impact on me and are still on the rotation list, even if only now and then. Post the cover, no need to explain, and nominate a person each day to do the same:

画像1

5枚目はTHE FLAMING LIPS / The Soft Bulletin
goldenのリーダー、まつだあきらさんから指名受けて6日目。
どうにも外せない、フレーミングリップスの金字塔とも言える1枚。
1曲目からキラーチューンの「Race for the prize」。アナログシンセのの不安なリフとガシャガシャしたドラム、キラキラのポップ感とそこにへなちょこで優しいウェインのヴォーカル。ドリーミーで刹那的。日々の泡。いつ聴いても泣きそう。
このアルバム通してこの世界観は続いていく。ストリングスを取り入れた壮大なサウンドの美しい旋律に、突如ドカドカと歪んだ爆裂ドラムがその世界を打ち破るように踏み荒らすかと思えばまた、美しい静けさを取り戻す。夢か悪夢か。悲しさと優しさを感じさせる尊いヴォーカルとメロディ。ウェインの歌の純粋さ、これは精神性なのか?
褒めすぎかってくらいだけど、90年代の終わりを飾る名盤。
絶望や、悲しみ、挫折、孤独感、諦念、胸の奥の癒されない痛みとか、そんなのを抱えながら生きていく、そういう満身創痍な時にふわふわの毛布で優しく包んでもらうような感じ。そして小さな幸せとか、希望を持たせてくれる。泣きながら安心して眠りにつくような。うまく言葉にできない部分が大きいんだけど、言葉にすると自分の中で陳腐化されそうな気もする。それくらい大事な感覚。
サマソニで彼らのライブを見た時は、本当に夢のような時間だった。ずっと号泣しながら見ていた幸せな時間を一生忘れない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?