新しいことに挑戦することは怖くない
3月18日。私は仕事を休むことにしました。その日の午前中までは次の日も仕事に行くつもりでしたが、医師に「休んでもいいんだよ。」と言われて、今までせき止めていたものがぶわっとあふれ出ました。
適応障害
診断書を職場に提出し、実家に帰ることにしました。
みんなと同じように仕事ができていない。みんなと同じように仕事をこなさなきゃいけない。
周りの人からは「そんな風に考えなくていい。あなたは頑張っている。」と言われましたが、私自身、自分の考え方を変えることができませんでした。
変えたいという気持ちと、変えられていないという焦り。気持ちと行動の乖離が進み、気付かないうちに考えることも行動することも上手にできなくなっていました。
きっかけは「所属のない入社式」。いつもの自分だったら「私なんかが参加しても…」とか「どうせ時間取られるだけだし…」と思ってしまうところを、いつの間にか参加の予約をしていました。
「所属のない入社式」に参加したことがそもそも私にとってはイレギュラーだったのですが、どうしてもこの時の高揚感がひっかかり、2週間後にSHElikesに入会することにしました。
理由は「休職中で寝て食べての生活以外にもしたくなったから」と「所属のない入社式で宣言して以降なにもできていなかったから」と「キャンペーンをしていたから」。振り返ると私の腰は重たいなぁと笑ってしまいます。
入会する前は休職してる間にスキルアップができればと思っていました。しかし、予想外なことに、入会してから毎日が何とも言えない充実感に包まれていて、この充実感が単なるスキルアップ以上に大切なものだと思うようになりました。
休職する以前の私は、みんなと同じように仕事ができていない。みんなと同じように仕事をこなさなきゃいけない。そうしなきゃ居場所がなくなる。みんなと同じように考え、行動できれば私の居場所は見つかる。本気でそう信じて行動していました。でも、そう思えば思うほど自分がみんなと同じ考えか、同じ行動しているか、いつもいつも不安で押しつぶされそうでした。そしてその不安を自分にも周りの人にもばれないように過ごしていました。
でもSHEに入会して2週間が経ち、そう思う必要はないと思えるようになりました。SHEは夢を言葉にする、みんなが夢を発信する場所です。そのような環境で私は、夢というのは誰かと同じことをするということはなく、叶えるために「私」はどうしたいか、どうなりたいかを常に考える必要があるものなのだと気づきました。
休職してSHEに入会し、私の固定観念は崩れました。信じていたことを壊すことは自分が間違っていたということを認めることで、私は休職するまで怖くてそのことができませんでした。
でも、経験して体感したことは、固定観念を崩すことは怖いことではないということです。むしろ、どうなるかわからないけど自分の可能性だけを信じ切って行動することは私が今までずっと求め続けていた「自分らしさ」そのものでした。
信じたことに挑戦することは怖いことではない
予測できないことというのは大人になるにつれ手を出しにくくなります。頭で考えて、「正解」を選ぼうとします。特に、知識欲が強い私は、得た知識から未来を予測しようとする癖がついています。
でも、知識や経験からは予測できない、自分が直感的に感じたこと・信じたいことということはとても大切なものです。しっかりと受け止めて自分の可能性を信じ切ること。それは生きるうえで必要なことだと学びました。
可能性を信じて自分の固定観念を壊す。この4月は自分が想像できない自分に出逢えてこのことを体感して、とても思い出深いひと月となりました。
まだ気づいただけで、何を信じたいのかふわふわしている状態です。SHEを卒業するころにはこの気づきを言葉に落とし込んで、気持ちも行動もその方向に向かっていること、それが目標です。まだまだすることはいっぱいですが、自分の可能性を信じて歩みたいと思います。
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