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京都ライター塾第7期 第2回目講座レポート

2022年7月から京都在住エッセイスト・ライターの江角悠子さん主宰の「京都ライター塾」第7期として参加中。
全6回のうちの第2回目の講座が7月29日に開催されました。

第1回で学んだ一般的なライター像をベースにして、じゃあ、自分は何を伝えたいのかを掘り下げたり、ライターの醍醐味であるインタビュー・取材についてを学んでプチインタビューを実践したりと、盛りだくさんの3時間。インプットしながら、即アウトプットしていく、充実の内容でした。

第2回で取り組んだワークは以下の3つ

  • ライターとして何を書いて伝えるか?

  • ライターになったらどんな仕事をしてみたい?

  • プチ・インタビュー実践

今回も前回と同様に、新たな学びと気づきを交えながらレポートしていきます。

レポート記事を書いてみた感想

まずは、前回の講座終了後、レポート記事を書いてみてどうだったか、難しかったことはあったか等のシェアタイムからスタート。
何もない所から書くのは難しい、書き直しの連続、投稿してみたら反応をもらえて感激、書き出す前に付箋に書いてみた、など、受講生の個性が発揮される感想となりました。

江角さんいわく、他の人が書いたものを読むことも大事、さらに感想をアウトプットすることで自分の勉強にもなる、と。たしかに。
自分の言葉や思いを「伝える」のが苦手な自分にとって、また一つ、貴重なアウトプットの場が増えたのがうれしい限り。

書いて何を伝えるか?

やりたいこと、伝えたいことは見つかりましたか?
講座のしょっぱなから何とも刺さるスライドだこと。画面越しに平静を装いながらも心の中では「見つかりましたか?」「いいえ、まだ」と即答。

書くことは考えること、江角さんがライターになってよかったことの一つに考える習慣がついたことを挙げていました。
頭優先で考えてしまう癖のある私にとって、考えること自体はたぶん、苦じゃなくて、むしろ、楽しい。でも、ひとりで考えていると行き詰ってしまい、思考停止。視点を変えた質問や発想が苦手。

現役ライターからインタビューのエッセンスを学んだら、自分への質問にも活かせるかも、そんな期待を持ちながらの講座スタートでした。

前回に引き続き、自分と向き合って伝えたいことを深堀りしていくために、自己分析ノートを活用。今回の宿題だったテーマは「自分の強み」と「怒りやイライラを感じるとき」。そのシェアタイムで本日一つ目の目から鱗の学びは、イライラの裏返しが強みになる、でした。

私がイライラを感じるのは、相手がダラダラ話して何を言いたいのかわからない、もっと簡潔に話してほしい、私だったらこう言うのに、を感じるとき。江角さんからのフィードバックは、
「相手の時間を奪うことが嫌なんですね」
「相手に対する配慮ができている証拠ですよ」と。
そんなこと考えたこともなかった、どちらかといったら気遣いは苦手なタイプなのに。新たな気づきに感謝するとともに、いかに自分と真剣に向き合ってこなかったかを痛感する出来事でした。

ライターになったらどんな記事を書いてみたい?

「書く」と一言でいっても、まずはどんな媒体を選ぶかが最初の一歩になるとのこと。初記事掲載に向けて、テーマや読者を絞りこんでいく過程で、お金を払ってくれる人、イコール、媒体を見つけることが大事。

媒体が決まったとして、次のステップは、この会社から連載をお願いされたとしたら、の視点でどんな記事を書いてみたいかを具体的に考えてみること。どういうテーマで、どれくらいのボリューム・文字数で、何回の連載で等々。

お気に入りの媒体があればいいし、なければ普段何気なく眺めているWeb媒体や雑誌を、そんな、自分が記事を書くとしたらの目線で読んでみるといいのかも、そう感じました。

シェアタイムでは参加者それぞれのアイデア満載の発表時間となりました。

これまでの経験を活かした内容や、異なる経験を組み合わせたものに挑戦する内容だったり、それぞれのアイデアに対する江角さんのコメントもまた聞いていて楽しい。
私の案、「40代のうちにやっておきたいこと」はこれまで会社や家族、周囲のためにしか時間を使ってこなかった40代の自分の経験をもとに、今40代の女性に伝えたいこと。江角さんから思わず頂戴した「私それ読みたい!」のひと言に一瞬武者震いした自分がいました。

インタビュー・取材でいかに「いい素材」を集めるか?

料理と同じで、いい野菜があったら特別な料理方法はいらない。「いい素材」が手に入ればおのずといい記事が書ける、という。
いい「素材」を手に入れるためにどんな準備が必要か、どんな流れで行動すればいいのか、現役ライターから貴重なお話をうかがうことができました。

取材相手から具体的な話を聞き出し、かつ、自分が現場で見たこと感じたことを交えることで、いい素材を集めていく、相手ありきの仕事は、いつもパソコン相手に仕事をしていた自分にとって未知の世界。ライターという仕事の幅広さを早く体感してみたい、と強く感じた瞬間でした。

  • 企画書やアポ入れなどの準備

  • 質問リストの作成

  • 取材当日の持ち物

  • インタビュー当日の流れ

の説明のあと、おそらく、江角さんが今日1番か2番に伝えたいこと

  • 話の引き出し方10のコツ

についてのお話。傾聴をベースにしながら、その中でも特に強く印象に残ったのは、「聞いた話の中から次の質問を考える」と「相手のファンになること」。
相手からいかに話を引き出すか、は、同時に、いかに自分をフラットな状態に保てるかのバランスのとり方が大切だと感じました。

準備してきた質問を浴びせるだけの一方通行ではなく、相手が話したことから「これは」と感じてキャッチしたものを相手にも投げかけてみると、予想もしていなかったような「いい素材」に遭遇するのかもしれません。

さらに相手のファンになる。これは日常生活の中でも決定的に自分に欠けているとずっと感じていたこと。自分が知りたいことだけでなく、相手に興味を持つ、これが足りないから、逆に相手にも興味を持ってもらえず、話がつながらない、友人が少ない。そこにコンプレックスをずっと感じていた自分にとって、刺さることを言われたみたいで、これだけでも今日の講座に参加した価値は十分にあったと感じました。

プチ・インタビュー実践

今日学んだインタビューのポイントをもとにお互いに実践演習。
お題は「どんなライターになりたいですか?」
そして自動で割り振られたブレイクアウトルームでは、ありがたいことにお相手は江角さん。

インタビューされる側を先に選んだ私。「どんなライターになりたいかって聞かれても、まだぼんやりしているし、何をどう答えたらいいのかわかりません」。
その答えになっていない私に、江角さんは「では質問を変えます」「月どれくらい稼ぎたいですか?」との切り返し。
おっ、がらりと変わった質問に声を出して反応してしまいました。
でも、答えていくうちに、行きつくところは自分のライター像。ああ、これか、相手の話を聞きながら、質問していくの極意。自分の中では聞いてもらってスッキリしたものの、さて、自分にも同じことができるかどうかの不安がよぎったのは事実でした。

次に江角さんをインタビューする番。
お話された中から次の質問を考えるようにしていましたが、まだ話したりないのかな、どうかなの状況で、待つことができずに次の質問に進んでしまったことがあったかもしれません。
空白の時間も大切に扱わねば、と大きな学びのあったワークでした。
江角さん、ありがとうございました。

最後に

次回までの宿題は4つ。レポート記事、自己分析ノートの続き、プロフィールを考えること、そして発信。

長年どうしようかともやもやしてできなかったnoteのアカウントをあけて、ようやく投稿してみることができたばかりの段階ですが、少しずつ自分の方向性を探るべく、発信していきたいと思います。継続あるのみ!

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

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