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日本語教師のキャリア資本

富士山初冠雪

急に涼しくなりましたね。🗻も今年初めての雪化粧。静岡県函南町からの富士山です。季節は刻々と移り変わっていきます。こういう季節を肌で感じながら暮らせること とても幸せに思います。

日本語教師のためのキャリアデザイン講座

2020年7月から、プロティアンキャリアをベースとした「新時代を生き抜く 日本語教師のためのキャリアデザイン2020」講座オンラインで開催させていただいています。

9月26日(土)はその第3回目でした。テーマは、2020年のプロティアンキャリアの売り、「キャリア資本」という考え方についてでした。

日本語教師のキャリア資本は、どんな内訳?

参加者の皆さんが出してくださった「日本語教師のメリット・デメリット」や「改善点」、それぞれの体験談から総括すると日本語教師のキャリア資本にはこんな傾向があることがわかりました。

(1)ビジネス資本:スキル、語学、プログラミング、資格、学歴、職歴などの資本

(1)ビジネス資本については豊富に持っている人が多く、また、獲得意欲も高く(資格取得を目指していたり、修士への進学を検討していたり)、(1)ビジネス資本は豊かであることがわかりました。

(2)社会関係資本:職場、友人、地域などでの持続的なネットワークによる資本

(2)社会関係資本に関しても豊富なネットワークを持っている人が多いことがわかりました。定年退職後に日本語教師を目指す方々は、これまでの会社生活とは異なる(2)社会関係資本の獲得に期待をしていることも。

 一方、仕事に多くの時間を割いている方の中には(2)社会関係資本の「地域」とのつながりが薄いと思っている方もいました。実は、昨年までの私がそうでした。現在、(2)社会関係資本の「地域」ネットワークの構築に努めているところです。自然に得られる場合もありますが、意識的に獲得できるよう、環境を変えることも必要なのではないかと思います。

(3)経済資本:金銭、資産、財産、株式、不動産などの経済的な資本

最後の(3)経済資本ですが、日本語教師の場合、この獲得に苦労をしているケースが多くみられました。最も強い声が、「作業量に対して見合わない報酬しかもらえない」というものでした。

つまり、日本語教師のキャリア資本は、次のような傾向にあることがわかりました。

(1)ビジネス資本に関しては豊富であり、個人としての獲得意欲が非常に高い。また、(2)社会関係資本も豊かな場合が多く、それを蓄積できる土壌もある。一方、(3)経済資本に関しては、仕事量に比べて報酬が見合わず、その獲得に不満が多い。

講座からの示唆としては、2つの戦略について話しました。それについては、また次週に!

秋晴れの一週間になるようです。よい一週間をお過ごしください♥



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