2020/5/23　夜鳴り響く音

というわけで断食月は今日でおしまい！明日はめでたい断食明けの大祭（イドゥル・フィトリ）だ。今夜はマラム・タクビランといって、例年はしゃいだ若者たちが大挙して街に繰り出すのだが、今年はどうだろう。今朝、市場が大渋滞を起こしている動画を見たが、家でおとなしくばかりはしていそうにない。モスクからの祈りの声の合間に、花火の音がパラパラと聞こえてくる。

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次女が憂鬱な表情で「前から気になっているんだけど」と話しかけてきた。

「夜中によく音が聞こえてきて目が覚めちゃうの」

私もそういうのは怖いほうなので、何の話だろうと身構えた。そういえば昨日は昼間にベルが何度も鳴り響いて、そのたびにのぞき穴から外を見ても誰もいなかった。死角に誰か隠れていたらと思い、ドキドキしながらドアも開けないで警戒したが、結局はただの故障だったらしく、電池を外したら解決した（もしそれでも鳴り続けたら怖いけどな！）。

で、どんな音？

「カーンカーンカーン、って……」

それは。

向かいの住宅地で、住民の男性が交替で務める夜警が出す音。怖いどころかむしろ、安心を保証する音なんだよ。

そういえば、自分も小さいころ火の用心の声が怖かったことを思い出した。

カーンカーン、ひーのーよーーーじん！

あれ、まだあるのかな？