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2020/4/17 自棄の一杯

広くもないアパートメントに4人、1か月もの間四六時中ずっと一緒にいるわけだ。その割にはイライラして衝突とか、そういうのまだないな。……と、思っていたところの出来事。

次女は辛い物やソーダやコーヒーに目がない。数日前には、おそらく試験のストレスもあってか、大好きなキムチを食べた後おなかが痛くて苦しんだので、しばらくこれらは禁止にした。そんな中、長女がコーヒーを入れてくれるという。

「私は欲しいけど妹はダメだよ」

私がそう答えると、次女は、自分だって飲みたいのに!!と頭に来ちゃったらしい。部屋に入って扉を激しくバタン。と思ったら、また開けて、私がコーヒーの代わりにあげたマシュマロの袋を部屋の外に投げる。ほうっておいたら、またしばらくして部屋から出てきて、冷蔵庫から何か取り出して、私に背を向けながら飲んでいる。

コラ!私の秘蔵のソーダ水じゃないだろうね?

カッとなって勢いよく覗いてみたら、彼女が飲んでいたのはヤクルトだった。自棄ヤクルト。

そのあと「ごめんなさい」ってLINEが来た。

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