開業に際して思うこと
梅雨が明け、連日の猛暑。先週から夏休みの子どもたちも、外出には限界があり、仕事をしているそばで何かと賑やかな今日この頃です。
さて、先週の一大イベントは…とうとう「開業」しました。屋号は「キャリナクラウン」、看護職のキャリア支援事業を行います。しかし、正確には「開業届を出しました」ということ、つまり、事務手続きを終えましたということです。本格的な事業の開始はもう少し先です。
というのも、開業の折には名刺を持ってご挨拶にまわろうと考えていましたが、そもそも名刺に載せる諸々の連絡先を事業用に整える必要があります。であれば、それをまずやらなければ、顧客とコミュニケーションをとることもできません。ということで、先週はそれらをやっていました。
社会人になって24年目ですが、バックオフィス業務は、片手間でしかやったことがなく、少し携わったところでも手こずることが多く、基礎のなさを痛感していました。その私が個人事業主としてバックオフィス業務全般を1人でするとは、自分でも何とも恐ろしいことです。しかし、必要に迫られたらやるしかありません。分からないことは調べ、説明に出てくる用語の意味が分からなければそれを調べ、えーっとそれをつなぎ合わせたら…?どうなるんだっけ?―とこんな調子でやっていたものですから、1日がかりでやったことってこれだけ?と何とも成果の見えにくい先週でもありました。
組織に属している時は、名刺作成の申請書に情報さえ書けば、メールボックスに100枚セットが入っている、みたいな状態でした。しかし今は、申請書に書く情報がないところから自分で創りだしていかねばならない。目に見えないところでどれだけ組織の人々に支えられていたかと改めて思います。こういう細かな「当たり前」をつくってくださる人々で組織は成り立っている。そう思うと、やはり「組織は人なり」なのです。
私がやっていきたい事業の対象は「組織」です。個人にアプローチする場面も想定していますが、個人への利益が組織の生産性向上につながること、それが社会貢献につながることを目指しています。
そして、「キャリナクラウン」はこれからご縁のある皆さまとともに創っていきたいと思っています。もちろんビジョン、ミッションは持っていますが、何せ私もまだ見ぬ未来なので、何が起こってその時にどうするかは分かりません。したがって、事業をやりながらPDCAサイクルをまわし、変化する対象のニーズに適するように成長させていきたいと思っています。目の前の小さなことから少し先の大きなことまで、「自利利他」の精神で頑張っていきたいと思います。