トンガ: 謎のきまり/ルール
やっほー!!!!!
皆様元気にしていますか。
さて今日はトンガのちょっとした変わった
伝統的な決まりやルールのお話をしようと思います。
昔からある決まり事です。
トンガとニュージーランドに行ってから色々な人との出会いや別れを繰り返してきましたが
皆様にとって家族構成と聞かれるとどう答えますか?
家族と親戚はちょっと違いがありますよね。
私はトンガやニュージーランドに行くまで家族とは両親と子供達のみと思っていましたが
トンガでは血の繋がっている人を全部ひっくるめて家族と呼びますが、血が繋がっているからと言って、そんな遠い親戚までは深い意味はないんだろうと思っていましたが
大間違いだった。
先程もいいましたように、トンガでは家族は血の繋がりがある人全てを家族といいますが、いとこ、はとこ、そしておばあちゃんのいとこの孫達やその孫達の子供達などファミリーツリーが延々と続きますが、トンガでは小さい頃から誰が家族なのか、どういう繋がりがあるのかと親や祖父母から教えられます。
何故かというとトンガでは家族の間にちょっとした伝統的なルールがあるからです。
このルールがこれまた興味深いものなのですが
例えば、姉は妹はお兄ちゃんや弟達と一緒に映画やドラマを見ない。(恋愛ドラマなどでのシーンで気まずくならない様に) 笑
姉や妹達がリビングで横になってくつろいでいる時は兄や弟達はリビングに入らない。
兄や弟達が友人を連れてきても姉や妹のいる家の中には入れない。または同じ場所に入れない。
男のいとこや親戚達が家にくる時はパレオやスカートなどを履く、または露出が少ない服装をする。
また男性陣は気軽に女の人達がいる所には入らず、外のバルコニーにいるか、トンガでは家の外に、小さい小屋を作り、そこを男性陣の溜まり場とします。
この様なトンガのルールを全部ひっくるめて Faka ‘apa’apa ( ファカアパアパ ) といいます。
ファカアパアパはリスペクトという事。
何故、家族や親族内でファカアパアパをしなければいけないか、それはザックリいいますと家族であっても男は男、女は女である事にハッキリと区切りをつけて行動する。
みたいな意味です。(みたいな意味) 笑
しかもトンガは小さい島国ですから下手すると親戚やいとこ達と知らずに恋に落ちている場合もあるので家族構成や親戚の繋がりを子供達は教えられます。
トンガの人はデートをする年頃になるとデートをする前に必ずと言っていいほど相手の親の名前、名字、そして住んでる村を聞きます。
それで自分達は親戚かどうか確かめるのです。笑
聞かなかった場合、後から自分達は親戚だったと言うケースも沢山あります。
他にも色々と伝統的なルールがありますが例えば、
自分の母の兄や弟はおじさんと呼びますよね。
このおじさん達の事をトンガでは
Fa'e tangata (ファエタンガタ) と呼びます。
自分の母の兄や弟のみをファエタンガタと言います。
ファエタンガタ(おじいちゃん達)は自分の姉や妹の子供達に尽くす。
と言うぶっ飛んだルールがあります。
私には3人のファエタンガタがいます。
(私の母の弟)
例えば、学校で必要なものがあったり、自分の誕生日や結婚式などでは、ファエタンガタのおじちゃん達が準備や色々な事をしてくれ、結婚式の費用や卒業式のお祝いなどの助けをしてくれまするのは当たり前となっています。
ファエタンガタのおじいちゃん達にはわがままを言ったりしていいのです。
唯一、何でも言っていい相手なのです。
いとこ達の中には、かなりファエタンガタのおじいちゃん達をこき使う人もいましたので可哀想じゃないかと思っていました。😭
日本育ちの私はおじいちゃん達をこき使う事は
無理っす。
私の母は日本に5年住んでいて他の国の外国の方達との交流もあった為、日本生まれの私にはトンガの常識を教えてくれましたが無理に昔からの決まり事を守りなさいとは言ってこなかったのですが、そうと言ってもトンガの常識として知っておいた他がいい事もあります。
まず、トンガではテーブルでご飯を食べる派と床に座って食べる派がありますが、床に座っている時に食べ物や塩、胡椒をとりたい時に自分から遠ければパスしてもらうです。
食べている人の前で手を出して前に乗り込む行動は失礼とされるので、誰かに塩をパスしてくださいと言うのがテーブルマナー。
また床に座って食べている人の前は通らない。
どうしても、通らなければいけない場合は
Tulou (トゥロウ) ( 失礼します)
と言ってお尻を向けずに通る。
これは食卓で塩や胡椒、また食べ物をパスする時も同じでトゥロウと言います。
また当時1番謎だったのが、お墓の前を通る時は、女性は髪をほどいたり、髪をおろさない。
何故かと言いますと、はっきりとは分かっていませんが幽霊がくるからだそうです。
幽霊が女性のおろした髪をみて惚れてしまうからみたいな意味も確か聞きました。笑
またお墓の前を通る時は安らかに眠っている魂を起こさない様、大声をだしたりするのはやめなさいと言われましたね。
また自分の先祖がいるお墓の場所は安全とされますが、他の村など知らないお墓を通る時は、幽霊達にいたずらされないように静かに素早く通るか、お墓を通らない様、遠回りをしなと家族達にいわれた事を覚えています。
ここで不思議な話になりますが、私の弟は一度、先祖のお墓を皆んなで綺麗に掃除しに行った時、
悪ふざけをしながらハチャメチャうるさく掃除をしていて、母とおばあちゃんに
静かにしないと先祖の魂達に怒られるぞ。
注意されたんですが
なんと次の日の朝
お腹と顔にビンタされた様なあとがクッキリ。
おばあちゃんは、それを見ると
あーあ、お前幽霊に怒られたぞと。
しかも、その手形、1週間経っても消えず、トンガにある”ウヒ”と言う葉っぱでゴーストドクターみたいな幽霊からくる病気を専門とするおじいちゃんをどっかの村から連れてきてウヒの葉っぱを手形のあるお腹と顔(頬) に塗ったら
治った🤯
しかも治療してもらった後はお墓に誤りに行かされた弟でした。笑
不思議な体験でした。
まだまだトンガでもルールや決まりはあるますが、またちょくちょくと書いていきますね。
ではまた。
Malo ❤️
God bless
Love
Yoko xxx
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