出会いのタイミング
最近読んだ本に、非常に気付きを得る一節があり、今後の自分の生き方、生きるスタンス自体を根本的に変えかねない一節に出会えました。
ただ、今回はその一節の内容はあまり関係なくて、実はその本、読み終えてふと気付いたのが、7年前にも読んでいた、ということ。
久々の自分の中でのヒット本だったのに、既に読んだのを忘れていたことにもショックでしたし、気付きを得た一節自体はきれいさっぱり忘却の彼方にあったのもまたショックでした。
(読んだかも、と気付いたのは別の一節に見覚えがあったからですが、それは今の自分にとっては些末な一例に過ぎないもの)
思うに、やはり出会いの適切なタイミングというのがあり、ある本の一節と、それを迎え入れる自分の心の有り様がうまい具合にマッチしていないと、衝撃的な出会いにならないのではないかと。
どんなに素敵な一節であっても、自分の心が眠っているとスルーしてしまい、一例に過ぎない面白エピソードしか記憶にとどめなくなってしまう…そういうことがあるのかなと改めて思いました。
そういう意味では、本との出会いは、人との出会いに似ているなと思います。
どんなに素晴らしい人と出会っても、自分のレベルが釣り合っていなければ、その人の本質の素敵さに気づくことができず、もっと些末的なことのみに気をとらわれて、せっかくの出会いを逃してしまう…ということが日常的に起こっていそうです。
こういうのを運命とでも言うのでしょうか。
そう考えると、本との出会いは面白い。もちろん、人との出会いも。
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