見出し画像

転職エージェントに見捨てられないために


「不要論」なんて書いておいて何が「見捨てられないために」だよ、と思われるだろうが…

直接応募パターンだけで探すのは心許ないし、やっぱり併用はしておきたいところ。


転職エージェントというのは、求職者に見込みがなければ容赦なく切り捨てる。

エージェントにとって、求職者は"商品"でしかなく、客は商品を納品する先の企業だからだ。
売れ行きのない商品は早々に見切りをつけられるのだ。

自分が利用した障害者雇用向けのエージェントは、スキル、キャリア、年齢などの要因のほか、障害の種類(身体か精神かで、身体障害が優遇されがち)もふるいにかかる材料となる。

エージェント側が望むハイスペックな人ほど優先して求人が紹介されるが、実際そういう人は少数じゃないかとも思う。

僕はこんな感じで各社からポイされてきたわけだが、1社(a社)だけは繋ぎとめることができ、そこには厚意にしてもらった。

そこで、a社から捨てられないために僕がこれまでにしてきたことを今回紹介しようと思う。

***

①対応は丁寧に

面談後のお礼メールや応募を辞退する時のコメントなんかは、何かひと言添えるようにしていた。

初回ヒアリングで1時間くらいオンライン面談した時には「○○さん(担当者名)は話しやすかったです」なんて言った。しっかり媚を売った。

辞退する時の「理由を教えてください」の入力欄は、自由記述で空欄でもよかったが、必ず1行でも書くようにはしていた。

Webの入力フォームでポチッとするだけとはいっても、画面の向こうで見ているのは人だ。
毎回白紙で出してくる奴に、次求人を出そうと思うだろうか?

能力は足りなくても、せめて"いい人"ではあろうと考えていた。

そんなに味はおいしくなくて接客や愛想がいいから食べに行くとか、ドジでも憎めない人とか、そういうのはあると思う。それを自分は目指していた。

いろんなエージェントから見限られてきて、これが自分に出来る、持たざる者の取るべき戦略だと考えたのだ。

②オープンにしすぎない

これは以前にも書いたのだが、障害や配慮事項を開示しすぎるとエージェント側に不安を与えてしまい、今後の活動に不利になることがある。
これについては↓の記事に書いているのでそちらを読んでいただきたい。

 ③やる気・元気

2社目のDO社とやり取りしていた時、心身しんどくなって「2週間ほど休みをください」と言ったことがあった。

2週間後にちゃんと再開しますと連絡し、「よかったです!紹介できる求人があれば紹介しますね」とは言われたが、そこから露骨に求人をもらえなくなった。

これで思ったのだが、やはり元気さややる気は大きなアピール材料となる。やる気元気森脇だ。
多数求職者がいる中で、長期離脱するような人は"体調面に懸念あり"で目玉商品からは外される。新鮮なネタを売りたいはずだ。もし自分がエージェント担当者でもそうする。


あくまで今後も求人をもらうことだけを考えれば、嘘でも"元気に活動中"としておいたほうがいいと思う。

本当にしんどい時は休むことも必要だが、その時はエージェントからは見放される覚悟はもっておいたほうがいいだろう。

応募する求人数を調整(①のように丁寧に辞退)して、転職活動を中断せずに食いつなぐのがベターだと思った。

おわりに

これら試してきたことの、効果のほどは分からない。ただ疲れるだけで無意味かもしれない。なんで低姿勢で気をつかい続けないといけないんだ、と。

ただ、エージェントからまともに取り合ってもらえない状況が続いていて、今後もサービスを受け続けたいという人は、試してみる価値はあるかもしれない。
はァスキルもねぇ体力もねぇという人なら、やらないよりはマシだろう。

このnoteの方法を試してうまくいったよ!という方がいましたらぜひコメントください。お待ちしております。

この記事が面白い、役に立ったと感じた方は、少額でも構いませんのでサポートを頂けると嬉しいです。今後の執筆の励みになります。