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夫にあたってしまう自分へ~産後の寝不足とホルモンの恐ろしさ~

夫は優しい。この人との結婚は宝くじが当たったと思ってもいい。いつも穏やかで、子供との接し方もバツグンにうまい。それでも産後2週間を過ぎたころからイライラが止まらない。


そんな自分にも悲しくなり、イライラがイライラを生む負のスパイラルにハマっている。定期的にくる夫への不満。次にまた来た時のために、冷静に整理しておこう。

そんな自分へ、折に触れて思い出してもらいたい4つのこと。

15分でもいいから寝よう、私は思った以上に疲れてる

妊娠期間中から、夜の頻尿と腹部の圧迫。そこからあの出産を経てノンストップで授乳サイクル。当たり前になった授乳も体力を消耗させてる。一体何か月、連続した睡眠をとらずに生きているんだろう?とにかく寝よう。寝れないのはわかってる、でも、頑張って15分ずつでもいいから寝よう。

子供が寝たら、あの食器を片付けたくなる。子供が寝たら買わなきゃいけない育児グッズを検索したくなる。でも、2回に1回でもいいから寝よう。お願い、寝てください。


これはホルモンのせい、だからコントロールしようと思わないこと

イライラして、そんな自分に涙が出て、つらい。イラつかないように頑張ると、夫の目を見られなくなる。そして能面のような顔になる。私って本当に性格が悪い、本当に意地悪だと自己嫌悪に陥る。

でもこれは、ホルモンのシャワーが溢れているだけ。そういう時期なんだと腹をくくろう。心が少しでも落ち着いているときに、「お~ホルモンさん、すごいですね、やりすぎですよ」と声をかけて、自分に言い聞かせよう。

ホルモンのしわざ、ホルモンのしわざ。


今は夫婦平等を追求するのをやめよう

「夫婦平等に育児に向き合う」を追求してきたことは間違ってない。育休中だからって遠慮することもない。でも、平等を追求しすぎるのは辞めよう。どんなに追及しても、今は自分の心が納得するのは難しい。

だって授乳がある、体力がない、そもそもホルモンが(笑)

今は同じは無理、だって100%を育児に向けて、子を守るという本能が本領発揮しているのだから。こんなに自分は育児にエネルギーを注げているんだ、お~って笑おう。できればそのまま言葉にして夫にも笑ってもらおう。


落ち着いたときに夫に状況説明をしよう

夫に朝イラっとしても、送り出した後にごめんと思う。やっぱり頭にくるけど、あの態度はやり過ぎたと思う。そんなときは、状況説明をしよう。

イライラしてしまってるよね、ごめん。申し訳ないと思ってるんだけど、どうにもできなくて。睡眠がとれていないのと、ホルモンのしわざだと思う。いや~あなたも困ってるよね、でも私はもっと困ってる。

言い訳がましいけど、自分でも気づいているよ、この状況一緒に乗り越えておくれ、と夫に話せるだけでそのあと少し楽になる。

一緒に私の中の厄介なホルモンと戦っている気分になる。


「夫にあたるのは本末転倒」と思いだそう

とはいえ、一緒に育児をしているから一番イライラする相手は夫。でも、本来私のこころが安定するのは夫と上手くいっている時。この人にイライラすることは一番の悪化への近道だと思いなおそう。

なんでアナタが昼寝するん?夜寝てるよね?と思ったら、先に「ちょっと寝たいから、よろしく」と伝えて寝てしまおう。

なんでアナタがスマホ見てて、私が子供の遊びに付き合ってるん?と思ったら、先に「ちょっと1時間のんびりさせてね」と伝えてその場を去ろう。

彼はそれを咎める人じゃない。ただ、言わないとちょっと楽してしまう人なだけ。

よし、今夜ちゃんと夫と話し合おう。そんな時間を作ることも正直面倒だし、二人でゆっくり話せる時間を作るのは難しい。子供が一人増えて余計に難しくなった。それでも向き合おう。夫の気持ちを聞いてみよう。私の気持ちも話してみよう。


さぁ、コーヒーとチョコレートを買ってきておくれ

本当にダメだとなったら、香りのいいコーヒー豆とおいしいチョコレートを買ってきてと頼もう。

自分から何かをするのが苦手な夫に、私の大好きなものを買ってきてと頼もう。彼もわかりやすく役に立てたことに喜んでくれるさ。何より私が幸せになれる。

大切なのは、大切な人と笑って過ごすことだ。

ついつい忘れてしまう自分へ。大丈夫、すぐ立て直せる。



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