元号と西暦 その2(全2回)


ポン!昨日に続いて、元号の話だよ。

さて、元号と言われる、令和のような日本風の呼び方はね、やっぱり中国の真似(まね)をしたんだね。中国では漢という時代の武帝(ぶてい)という人が、紀元前140年に建元(けんげん)という元号を使ったのが最初なんだって。日本で初めて元号をつけたのは、孝徳(こうとく)天皇さまが即位された645年に、大化(たいか)ってつけだんだ。即位っていうのはね、新しく天皇になった時のことをいうよ。でね、初めての改元は、大化6年の時、長門(ながと)の国から、白いキジが朝廷に献上されたのを吉祥(きっしょう)良い兆候として元号を白雉(はくち)って変えたんだ。献上ってのはね、プレゼントされたんだね。昔はね、こんないいことがあったり、反対に地震や台風や病気なんかが広まったりすると、元号を変えてよくなりますようにと祈ったんだよ。改元っていうのは、こうして元号を変えることをいうよ。3年前、日本でも平成から令和に改元したってことだね。

さて、元号が変わる時は、ちょっとややこしいよ。令和1年は2019年の5月1日からだったんだ。なので、同じ2019年の1月1日から4月30日は、平成31年ってなっちゃうんだ。こんな風に元号の継ぎ目の年には、1年の中に、前の元号を新しい元号とがあるからね。ややこしいね。同じ学年でも、4月生まれなら平成で、5月生まれだと令和生まれになるんだね。やっぱりややこしいから、西暦があってくれると分かりやすいね。君は西暦と元号でお誕生日が言えるかなぁ?

じゃあ、お休み。ポン!

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