トノサマバッタで飢饉(ききん)(その1 全3回)
日本中どこにもいるトノサマバッタ。このバッタが大発生して、飢饉になったことがあるんだって。
ポンと昔。
享保年間1716年から1736年、
明和年間1764年から1771年に、
バッタの大発生で大切な稲がぜんぶ食べられてしまったって。餓死する人があったんだ。
バッタで飢饉さ。
明治11年、神奈川県。
明治13年から22年、北海道。
明治31年から32年、千葉県。
明治33年から36年、北海道。
昭和47年から49年に|《みなみだいとうじま》『沖縄県』で大発生があった。
昭和61年の9月も、
鹿児島県の馬毛島でバッタが大発生したよ。
何万、何十万ものバッタが黒雲のようになって空を飛んでいく。太陽の光さえさえぎって飛んでゆくんだ。
11キロ離れている種子島の緑も食いつくされるのではないかって、みんな心配したんだよ。
テレビは現地から生中継して草に群がるバッタや、空を覆うバッタの大群のものすごい迫力を伝えたよ。大群になったバッタは食べるものも変わってくる。鼠をおそって食べてしまったり、車のタイヤまで食べてしまった。人間の力ではどうすることもできなかったよ。
今日はここまで、読んでくれてありがとう!続きは明日のお楽しみ!お休み、ポン!
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