姫路城の七不思議より お菊の井戸 その1(全3回)


今日はね。兵庫県の姫路市にある姫路城の七不思議の中からのお話しだよ。姫路城に伝わる幽霊のお話しさ。幽霊のお話しが嫌いなお友達は、今日はこの話を読まないことにしようね。怖いからね。

播州(ばんしゅう)平野に建てられた姫路城は大空から白い鳥が大きな羽を広げて舞い降りて来たかのような姿をしているんだよ。だからね、白鷺城(しらさぎじょう)とも言われているんだ。姫路城はね、最初はね、室町時代の元弘(げんこう)元年1331年、播磨守護職、赤松則村(あかまつのりむら)というお殿さまが姫山に築いた砦(とりで)だったんだ。ここはすごく場所が良かったんでね、天正8年1580年には、羽柴秀吉(はしばひでよし)がここに三層の天守閣を作ったんだよ。そうさ、後の豊臣秀吉のことさ。その後に岡山藩主、池田輝政(いけだてるまさ)がここのお殿さまになって大リフォームをして、今の白鷺城と呼ばれるような立派な姿に変わっていったんだ。その白鷺城への大リフォームには8年もかかって、のべ5000万人の人たちが関わったと言われているんだよ。姫路城は4つの天守閣が繋がっていてね、大天守閣は高さが何と31.5メートルもあるんだって。10階建てのビルよりも高いかも。このほかに三層三階の天守閣が東、西と2つあってね、他にも三層四階の小天守閣がそれぞれ渡り櫓(わたりやぐら)で結ばれているんだって。見てみればその雄大さがわかるよ。すごいよね。だからね、世界文化遺産となったんだ。そうさ、世界中の人たちの宝物となったんだよ。それから天守閣の南側にはお菊の井戸と呼ばれている井戸が今でもポッカリ穴を開けているんだって。

今日はここまで。
明日からは、お菊さんが出てくるよ。
お休み、ポン!

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