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伐り旬/KIRISYUNフェス

こんにちは、ヨキカグのきこりディレクター繁田です。

山は今が伐り旬(きりしゅん)真っ盛りで、2月3月までは気もそぞろに毎日伐採が続いています。

「木を伐るのに適した時期、伐り旬があるんです」とお伝えすると驚かれることが多いのですが、元々は自分もその1人。

7年前に地元のきこり師匠に弟子入りをして山仕事の修行を始めたのがちょうど11月の初旬だったのですが、伐り旬真っ盛り。それは偶然ではなく、「伐り旬になったら山始めるで、それまで待ってろや」と師匠が伐採の仕事を始めるのを待っていたのです。

春から夏の間はお茶農家、伐り旬になると「きこり」を始めるというスタイルが静岡では一般的で、師匠もその1人。

その絶妙なサイクルで自然と共生している働き方(=生き方)をしていることを知ったときは感動でした。

伐り旬とは、8/8前後の立秋を過ぎた頃から2月、3月上旬くらいまでの、木が水を吸い上げなくなる時期のことを言います。

師匠からは、「土用が終わってお盆になればぼちぼち伐り旬やな」と教えていただいたのを今でもはっきりと覚えています。

伐り旬に伐った木は建築物や家具などに加工するのに適しています。水を吸い上げないから乾燥しやすく、栄養分も少ないから虫にも食われにくいのです。

特に、年末に近づくにつれて最も良い時期になっていきます。まさにこれからが、伐り旬の中でも1番の季節になってくるというわけです。

これからヨキカグでは、静岡の木の買い付けを始めていきます!

まずは初年度なのでお声かけした林業家さんたちも限定させていただきましたが、全部で約10㎥ほどの広葉樹を買い付けられればと計画しております。

いったい10㎥ってどれくらいなのか、広葉樹ってどんな木?などなどお伝えしたいことがいっぱいありますので、これから少しずつ記事にしていきたいと思います。


取り急ぎ今日は、伐り旬フェスをやりたい!と突然思いついてしまったのでここにその宣言をしてみることにします。まだヨキカグメンバーにもお伝えしていません笑 

伐り旬に入ったよ!的なタイミングなのか、これからが1番いい季節!なのか、暖かくなって花粉が舞い始める終わり側に伐り旬を偲ぶ会がいいのか。色々妄想してみようと思います!

伐り旬フェスでやってもらいたいことなどあればぜひコメントをお願いいたします!


本日はここまで。最後までお読みくださりありがとうございました!

追伸:写真は、きこり修行を始めたばかりの朝の一枚。師匠よりも早く(朝7時前)には山へ行きお茶を火を燃すのが仕事でした。


☆静岡の木で作ったヨキカグを体感したい方は、ヨキカグを作るこちらのお店へどうぞ!現在4工房がヨキカグに参加しています!!

https://smaut.net/(すまうと)

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https://yokikagu.jp(HPは現在製作中です)

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