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YSF-SDGs*に国際機関と共に参加しました

*「ysf-SDGs」は、SDGsに関する問題について実際に取り組んている企業や国際機関から話を聞き、問題に対する理解を深め、ディスカッション等を通して自分にできることを考えるイベントです。

2022年3月23日、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校で「ysf-SDGs」が開催されました。YOKEは横浜国際協力センターに入居する国際機関と共に「ysf-SDGs」へ参加。
私たちの現在の取組や課題について高等学校・附属中学校のみなさんにお話する機会をいただきました。

WFP国連世界食糧計画日本事務所(国連WFP)


WFP国連世界食糧計画は、飢餓のない世界を目指して食料支援を行う国際機関です。

WFP 国連世界食糧計画 日本事務所(国連 WFP)の分科会では、「SDGsと国連WFPの食料支援 -飢餓ゼロを目指し私たちにできること-」と題して、同日本事務所内の認定NPO法人 国連WFP協会の瀬上倫弘氏がスライドを⽤いて参加型で講義。国連WFPとは何か、飢餓とは何か、SDGsと国連WFPの食料支援、国連WFP協会の活動など、4つの柱について具体例と共に説明がありました。また、途中、大学生インターンの長谷部亜実さん・大岩麗奈さんがファシリテーターとして、参加体験型のワークショップが行われ、生徒
どうしで熱心に話し合う場面も見られました。最後の質疑応答では、中学生や高校生から次々と質問が寄せられていました。

国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所


1945年の設立以来、FAOは農業開発と栄養改善を促進し、食料安全保障を追求することで、世界の貧困と飢餓の撲滅に取り組んでいます。

国際連合食糧農業機関(FAO)の分科会では、駐日連絡事務所の上本リエイゾン・オフィサーによるFAOに就職するまでの体験談や活動内容を中心とした話がありました。国際機関へ就職するためには、専門知識を身につけること、語学力を磨くことなどのアドバイスがありました。FAO は農業のみならず、漁業や林業、地域振興も対象に活動をしており、農業生産や、⽣活、栄養、環境の4 項⽬をより良くすることを⽬標に10 年計画を策定しました。最近では、⽣産性向上から農地、市場、貯蔵、⾷品ロスまで持続可能な食料システムの構築を⽬指し活動をしています。真剣に話を聞いてメモをとる生徒の姿が見られ、特に国際機関への道に興味を示す生徒から熱心な質問があったのが印象的でした。

ITTO国際熱帯木材機関(国連条約世界本部)


ITTOは熱帯林資源の保全と持続可能な経営、利用、貿易を促進している政府間組織です。

国際熱帯材木機関(ITTO)の分科会では、「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた熱帯林の役割」と題して、広報担当官のラモン氏が英語でスライドを用いて講演し、総務アシスタントの赤間氏が日本語に通訳を行う方法で開催されました。
世界の森林の状況の紹介と、森林に関わる生産国と消費国合計74か国がITTO会員であること、ITTOの活動がSDGsの多くの目標とつながっていることを具体例を挙げながら説明がありました。終了後、生徒から森林保護・木材の有効活用について個人としてどのような活動が期待されるかなど質問も積極的に寄せられ、関心の高さをうかがうことができました。


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