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5年前の自分に言いたい10のこと(アメリカ生活) - 第3回:スーパーマーケット -

第3回はスーパーマーケットでの出来事です。

食材や生活に必要な物を買うために、「Whole Foods Market」というスーパーマーケットに行きました。

1. 「Whole Foods Market」とは

アメリカ、カナダ、イギリスで店舗を展開するスーパーマーケットで、イートインスペースも併設されています。他のスーパーマーケットよりも値段が高めで高級志向といった感じで、お客さんも品の良い方が多い印象です。

ハワイにも店舗があり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
日本国内で街を歩いていると時々「Whole Foods Market」のロゴが入ったエコバックを見かける事があります。

2017年にAMAZONに買収された後は、AMAZONプライム会員向けの割引サービス、AMAZON ECHOの店内販売などAMAZONと連携したサービスが目に付くようになりました。

2. 買い物

さて、その日はアメリカ赴任の緊張が続いていて疲れていたのか、9時頃に起床しました。日本から持ってきていた食料も無くなってきていたので、食材とブランチを買いにWhole Foods Marketに行きました。

店内を見回して、第一印象は以下の通りです。

・店内の通路が広々としている
 日本の3倍はあろうかと思われる大きなカートが楽々と通れます
・品物のサイズ大きかったり、量が多い
 1ガロン=約3.8リットルの牛乳が売ってたりします
・食パンやシリアルの種類が多い
 日本だと色々な種類の米が売っているような感じ

総じて何もかもがビッグでした。

さて、ブランチは何にしようかと店内を見て回っていると、色々な食べ物を自由に取れるビュッフェのような場所がありました。よくよく見てみると、どうやら好きな物を箱に入れて重さで金額が決まる量り売りコーナーでした。
ご飯、パスタ、焼きそば(のような物)、肉炒め、野菜、などなどがあり、多民族国家のアメリカらしく色々な嗜好に応じれる品揃えでした。私は野菜、チキン、ライス、麺を箱に入れ、レジへと向かいました。

3. キャッシュバック?

レジでは私の前に並んでいた人に倣って、買い物カゴに入れていた食材や箱詰めした惣菜を小型ベルトコンベアのようなレジ台にのせました。レジ係の人は手際良く商品のバーコードをスキャンしています。全ての商品のスキャンが終わって合計金額が表示されたので、デビットカードで支払いをしようとしたところ、レジ係の人が

  キャッシュバック?

と聞いてきました。

「キャッシュバック」と聞いて私の頭にとっさに浮かんだのは、

   何かお買い得品を買ったので、いくらかお金が戻ってくる

 でした。
ラッキーと思いつつ、一方でアメリカ生活が始まったばかりの自分は英会話がまだまだだという思いが頭の中でよぎり、もしかしたら聞き違えではないかと考え直し、

  ノーサンキュー

 と言って支払いを済ませました。

 4. レジは小さな銀行

その後、スーパーマーケットに行くたびに「キャッシュバック?」という質問を聞くことになりました。

ある時、いつもと同じように店員さんから「キャッシュバック?」と聞かれた際、たまたまデビットカードの読み取り機の液晶表示を見たところ、「$10」「$20」「$50」と表示されていました。
勇気を出して「これは何ですか?」と店員さんに聞いたところ、必要な金額を銀行口座から引き出せるよ、とのことでした。

  スーパーマーケットのレジで自分の銀行口座からお金を引き出せる?

何のことやら最初はわかりませんでした。

後々調べてみると、スーパーマーケットなどで支払いをする際に、銀行が発行するデビットカードを使用すると、指定した金額のお金を自分の銀行口座から引き落として現金を手に入れる事ができることがわかりました。引き落とせる金額は最大で$50〜$100くらいですが、ちょっと現金が必要になりそうといった時は、買い物ついでに現金を引き落とせるのでとても便利です(しかも手数料も無しです)。

アメリカではクレジットーカードで支払いをする事がほとんどでしたが、それでも時々「キャッシュオンリー」のお店で現金が必要になる事がありました。そんな時、「小さな銀行」のシステムはとても助かりました。この便利なシステムのおかげで、現金を引き落とすために銀行やATMへ行くことはほとんどありませんでした(年に1、2回くらい)。

日本でも同じような仕組みが作る事ができれば、ATM待ちの行列が短くなるかもしれません。

 5. 今回の一言

「好奇心を持って他にも便利な仕組みを探して探してみろ。きっと今の仕事の役に立つはず」

 (第4回へ続く)

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