デデデデ(24/06/01)

こんにちは。

昨日はデデデデを観に行った。

映画はレイトショーで観ると決めている。
500円の値引きがあるし、客の民度が良い気がするからだ。
それでもって、夜中に1人、道を歩きながら映画について考える時間ができるのも重要なポイントである。

ちなみに、今回に限ってはそもそも1日ということもあり、ファーストデイでレイトショーで見ることができてラッキーだった反面、後ろが座席をドカドカ蹴ってくる客だった。
ギリマイナスかもしれない。


それはさておき、今日は「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」を観に行った。今、放映している中でも注目度は高いのでないだろうか「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」は。

注目度は人それぞれだが、長すぎるタイトルを見覚えある人はいるのではないだろうか。

3月に放映された前章に引き続いた後章である。
ウマ娘とデデデデのどっちを観ようか迷っていたけれども、続編ということもあって今回はデデデデを観ることにした。
また、今回はいつも見ているTOHOシネマではない近くの映画館に行ったのだが、何故か映画館のクチコミが悪く調査も兼ねている節もある。
こうなると万全の状態でウマ娘を観たいとも取れますね。

それはさておき、選ばれたのはデデデデなのである。
以下、ネタバレというか感想。




当然と言えば当然だが、後章は前章の伏線を拾っていく必要がある。

前章では急にパラレルワールドになったり変な機械が出てきたりしたけれども、後章ではその辺りに触れていった。
そもそもUFOがやってくるようなSF作品であるので、別の時間軸に移動できるのもタケ○プターのような空中浮遊機があるのも"そういう世界観"だからで片付けられる気もするが、肝心なのは「なぜ、時間軸を移動する必要があったのか」のような背景の部分が気になるのである。

おんたんがあんなふわふわした性格なのも門出ちゃんを救うために時間軸を移動してきたからこその虚勢だということが判明したりと様々な行為の裏付けがわかっていくのは心地良いね。


前章から思っていたが、あのちゃんの声優としての演技力が素晴らしかった。
自分があのちゃんが好きということは少し贔屓が発生しているかもしれないが、気の抜けたふわふわとした感じとは反面、「反省しろよ」というドスの効いた感じも演じたり、最終的には恋する乙女まで演じてしまうのである。

振り幅が凄いのに本職の方と同じくらい上手だったと思う。

「何を上から言っているんだ」と思われるだろう。
当然である。
自分は別にアニメの評論をしている訳でもないただの1(いち)キモオタクである。

ただし、多くのオタクの方々は「俳優が映画の主役の声を務める」ことの危険性に共感してもらえるだろう。
大抵は棒読み感が出てしまうのだ。
致し方ないのだけれども。

そういったことを加味した上で上手だったと思う。
というかハマり役だったのかもしれない。


さて、後は改めて気になったことだけ書いてみようと思う。

まずはマコト。
こいつはSF適性が高すぎる。

大葉からおんたんの過去について謎の機械を通して説明を受けるわけだが、如何せん飲み込みが早すぎる。
正直、「あいつは別の時間軸からかくかくしかじかで今の時間軸に来た」なんてことを聞いたら「はにゃにゃふわ〜」となってしまうだろう。普通は。

他に最適なキャラが出てきたとは思わないので結局は視聴者の分身ポジなのだろうか。



次はエンディングについて。
エンディングを迎えるにあたって、大葉はUFOの爆発によって地球が滅ぶことを防ぐためにUFOの復旧作業に向かう。

結果的に別途要因で爆発は起こり、東京などの各国の主要都市は滅ぶことになった。
地球が滅ばずにハッピーエンド!にならないところが求めていたものを提供してくれたという感じがする。

「あした地球がこなごなになっても」が裏で流れながらたくさんの人が爆風に飲み込まれていくのはエヴァの弐号機捕食シーンに通ずるものがあった。

おんたんが時間軸を移動してきたのは門出と共に生きていくためといったところがあるため、家族や今までに仲良くしてきた友達が爆発に巻き込まれたところでなんて事はないといったところだろうか。
門出は絶対なのである。

ただ、大葉が生きて帰ってくるのは少し拍子抜けだった。
ゴジラ-1.0の最後でも同じようなことを思ったんだけれども、死んだと思ったキャラが実は生きてました…みたいなのって蛇足ではないだろうか。

ゴジラ-1.0は超!ハッピーエンド!という感じで終わったが、それに比べるとデデデデの方は兄貴が死んでしまったりしているのでまぁまぁ後味が悪い。

それでも、門出が生きていて、何なら好きな人である大葉が生きて戻ってきてくれた世界線がおんたんにとってはハッピーエンドと言えるのだろうか。
観ている側からしても後味が良くない中での救いと言えるかもしれない。

自分としては全て無くなったけれども、おんたんと門出が生き残りましたみたいな少女終末旅行みたいな感じでも良かったくらいですが、おんたんが幸せそうならそれで良いのです。
自分にとっておんたんは絶対なので。

深夜テンションとはいえ、キモオタクすぎる。


もっと書きたいことがあるんだけれどもそろそろ眠くなってしまった。

ここまで思ふことを書いてきたわけだけれども、何が言いたいかというと面白かったということである。

こんな簡単なことを言うために2000字も前置きをしてしまった。


これからも浅野いにお先生の作品を追っていきたいと思います。



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