今日の三枚。2023年4月16日
以前、自分にとって写真は、誰かと海や山に行った時に旅のついでに撮るものだった。写真を撮ることは目的ではなかった。それがここ数年、撮りたいモデルさんを撮りに週末出かけるようになった。
撮りたい被写体の、その時しか撮れない写真を撮るのは楽しい。でも昔のようにもっと気楽に街をブラブラしながら、ついでに写真を撮りたいなとも思う。
巷のグラビア写真やポートレート写真の多くは、素敵な女の子があたかも自分の彼女や、長年の友達であるかのように撮影されている。もちろん、かわいい女の子を自分の好きな機材で撮るのは楽しい。
でもアマチュアがただそれを続けて、SNSでシェアするだけではいつか飽きるだろう。そうした写真には何の物語もないし、お金になるわけでもない。
僕にとって写真を撮ることはただの遊びで、仕事じゃない。でも、遊びを楽しんで続けるには、何かしら自分なりの物語が必要だ。これはどんな趣味でも同じだと思う。ある時ふと自分はなぜこれを続けているのか、理由が欲しくなる。
僕が写真がいいと思うのは、自分が見た記憶を残せること。フィルムでもデジタルでも、広角レンズも望遠でも関係ない。例え下手でも、撮影した写真にその時の自分の気持ちが残っていると、撮って良かったなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?