見出し画像

子どもが主役!保育士時代に心がけていたこと3つ

こんにちは。YOKOです。7月になりましたね。
社会人になってから特に時間が過ぎるのが早く感じます。

わたしはYouTubeで両学長の『リベラルアーツ大学』というチャンネルが好きなのですが、先日の動画のなかに“ジャネーの法則”というものが紹介されていました。ちょっと面白かったのでシェアしようと思います。

ジャネーの法則とは、年を取るほど体感時間を短く感じるという現象。一生を80歳までとすると、人間の体感的には0歳から20歳までが人生の半分以上を占めるそうです。

社会人になってから時間があっという間に過ぎていったのですが、海外にプチ移住したり転職したりと新しい挑戦を始めた2年前からは、体感的には4年分くらいに感じています。それぐらい濃い時間を過ごした感覚です。

あっという間に過ぎているとは感じるのですが、濃い時間を過ごしているときほど長く感じるのではないかなと思いました。これからもそんな人生を歩んでいきたいです✨

▼ジャネーの法則の動画はこちらです▼


前置きが少し長くなってしまいましたが、今回は4回目。
前回までは元保育士の視点から保育現場の課題を考察していました。

今回は、保育士時代に心がけていたこと3つご紹介したいと思います。


1.子どもの目線になってみる

“子どもの目線になって考えましょう”

保育士時代、そんなアドバイスを何回叩き込まれ、意識したことか。

経験の浅かった私にとって、意識しているだけではわかりませんでした。だから、子どもとかかわるときや行動を観察するとき。さまざまなシチュエーションで、まずはしゃがんで子どもと同じ目線になっていました(きっと意識されている先生が多いですよね!)。


子どもの目線で見る世界と、大人の目線で見る世界。


保育室内でも戸外でも、それはまったく違って見えることに気づきました。

私は、子どもは発見の天才だと思います。お散歩をしているとたくさんの発見をしていますよね。

「わー!ひこうきだ!」
「ありさんがあるいてる」

空を見上げる時、子どもと一緒にしゃがんで見てみると、空がより広く感じます。
道端の草花を見る時、子どもと同じ目線で見てみると、花や草の香りを感じ、小さな虫がいることに気がつきます。

もちろん散歩中は安全にも注意しなければならないので、気を張り詰めていることのほうが多いのですが(笑)何を感じて何を楽しむかは子どもが決めること。一つひとつの声を全部拾うことはできなくても、できるだけ共有するようにしていました。

2.主役は子ども


何を感じて何を楽しむかは子どもが決めること


さっき少し触れましたが、そう感じます。

私は新卒から4年間比較的規模の大きい保育園で働いていました。はじめのころは、目の前のことでいっぱいいっぱい。慣れてきてやりたいことややらなけらばならないことが明確になると、「~しなきゃ」という意識が芽生え、子どもたちの姿や声に十分に向き合えていませんでした。

子どもの成長を担い命を預かる立場として、もちろん専門知識が必要であり、「いろいろな経験をさせたい!」と思うのは当然のこと。

私自身日々の業務に追われがちになるあまり、純粋に目の前の子どもの声に耳を傾けることができていませんでした。

あるとき、何となくクラス全体をぼーっと眺めていたときがありました。そのとき「私に必要だったのはいまの子どもの声を理解することだ」って気づいたんですよね(いっぱいいっぱいなときってほんとうに忘れてしまいがちでした💦)。

室内遊びの時間。30秒だけでもいい、子どもの目線になってじっくり観察していると、子どもが何に夢中になっているか、もしくは夢中になれていないか、日々意識することで少しずつ子どもの遊び・行動の理由がわかるようになっていきました。

心から楽しんでいるところに共感したり共有してみたりすると、子どもの表情が生き生きするのを感じて、保育士としての喜びを感じます。

画像1

3.とにかく一緒に楽しむ!

保育士を6年間やっていて、子どもって大人の表情や態度を敏感に受け取ることを強く実感しました。

大人に余裕がないと子どもたちもそわそわしたり、トラブルが多かったり。
表面ではにこやかにしていているつもりが、ちょっとした言葉やしぐさでも伝わってしまうんですよね。

私は特に外遊びや身体を動かす活動が好きだったので、幼児クラスでの公園での鬼ごっこは常に全力(もちろん周囲の安全に配慮しながら)。

乳児クラスでも、子どもたちと一緒に歌を歌ったり、ままごとに加わったりするときには全力で演じていました(笑)

純粋に楽しいです。

(子ども同士のやりとりや遊びの展開がありそうorあるときはもちろん見守ることもあります。)

大人からしたら大人げない!ってこともあるかもしれませんが、純粋に大人が楽しんでいたら子どもも興味を持つと思います。つまらなそうに何かをしているものには大人だって興味を持たないし、心から大人が笑っていたら子どもも安心感を覚えますよね。

・・・・・

個人的な保育観ですが、私は保育者と子どもは対等な立場であるべきだと思います。子どもも意志のある立派なひとりの人間だから、同じ人間として尊敬し対等に接する。私の「楽しむ」にはそんな思いがあります。

保育に正解はないし、子どもの数だけ保育の方法はあると思うので、これは一保育者としての私の個人的な考えであることをご理解いただけたらと思います(#^^#)

以前ハンガリーのマイバ式の保育を実践する園に勤めていたことがあり、これまでの保育観がひっくり返ったような経験をしました。私の保育観はこの園での影響が大きかったように思います。この園での実践はまた詳しく書く予定です、お楽しみに。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

いただいたサポートは、活動費として使わせていただきます。もっともっと前進します!