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#162 仕送りの金額ってどのくらい?

おはようございます!
ファイナンシャルプランナーの梶川です。

今回は、仕送りについて書いていきます。

私が暮らす島根県では、高校卒業後に
自宅から通える進学先が少ないです。

そのため、お子さまの進学のお金の想定には
“自宅外通学にかかるお金”という視点も
必要になってきます。

自宅から通える進学先が少ないということは、
“自宅外通学の可能性が高くなる”ということ
です。

高くなるということは“より教育費がかかる”
ということを示唆しています。

もちろん、高校を卒業後に就職という選択も
あるので一概には言えませんが、教育費に
ついては今からしっかりと考えておきたい
ものです。

学費の金額については、想定される進学先を
調べることによってわかりますが、仕送りの
金額をイメージするのは少し難しいかもしれ
ません。

自分の場合はどうだったのかな?と振り返る
こともできますが、自宅外通学をしたことが
ない方や高校卒業後に就職されて方にとっては、
お子さまの進学にかかるお金をイメージする
ことは少し未知の世界に近いかもしれません。

そこで、今回ご紹介したいのが、日本政策
金融公庫が公表しているデータです。

あくまで参考値ではありますが、目安があると
未来のイメージがしやすくなります。

それでは、仕送りについて・・・

★日本政策金融公庫:『子ども1人当たりにかける教育費用(高校入学から大学卒業まで)が減少 ~令和元年度「教育費負担の実態調査結果」~』
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kyouikuhi_chousa_k_r01.pdf

上記の結果(P.10)によると、自宅外通学者
への仕送り額の年間平均は約102.3万円と
なっています。

これを月額にすると、約8.5万円になります。

自宅外通学を始めるための費用(P.11)に
ついても書かれているのですが、平均値では、
入学者1人当たり平均39.1万円となっています。

ここには、アパートの敷金や家財道具の購入費
などが含まれています。

4年間で考えると、総額は約448.3万円です。

このようなデータを参考にすると学費以外に
かかるお金のイメージを具体的にすることが
できます。

次に、これらを踏まえて考えてみてもらいたい
ことがあります。

それは・・・

“教育資金の準備の想定をどうするのか?”

です。

具体的には・・・

「これらのお金を含めて教育資金の準備を
 今からするのか?」

「そのときの収入の中から仕送りのお金を
 出す想定にするのか?」

「奨学金の活用を視野に入れるのか?」

「教育ローンの活用を考えるのか?」

「お子さまにアルバイトをしてもらう方向で
 考えるのか?」

です。

いわゆる“準備計画”です。

“先のことなんてわからない!”と思われる
方もいると思いますが、今から先回りをして
お金のことを考えておくということは“将来
の可能性と選択肢を増やすこと”につながり
ます。

早めに考えておいて損はありませんので、
これらのイメージをした上で、教育資金の
準備の方法を検討してみてくださいね!

今から“これからのお金のこと”を具体的に
考えてみませんか?

本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
(●*’v`*人)

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