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ねむるまえにしゃべろうというイベント

さむいのでりんごヨーグルトケーキを焼いている。蟹の季節が来た。あまりにさむいからか夫が「デロンギのオイルヒーター」としか言わなくなってしまった。

おととい「ねむるまえにしゃべろう」というトークとイラスト大喜利のイベントを代官山蔦屋書店でやった。
あたらしいドレッシング(イラストレーターのいとうひでみさんとやっているユニット)の新刊zine『ねむるまえにかたまれ』の発売記念いうことで打たせてもらったイベントで、21:30からのイベントだったのだけれど、あたらしいドレッシングは17:00に代官山に降り立った。
なにせ人前でトークをしたことなどないし、大喜利もかなりひさしぶりで、ひでみさんははじめて!なので、大喜利脳を作っておこう、あとトークでなにをきかれたらなにをかえすか打ち合わせをしておこう、ということになったのだ。
いろいろ話したが、結論としては、プルコギサンドがおいしかった。

わたしは本番前日の夜中に緊張のピークを迎えていて、おじさんが歯磨きをするときみたいにおえおええづいたりしていたのだけれど、当日はひでみさんがいるのでそんなに緊張しなかった。ちょっと吐きそうになったくらいで済んだ(吐きそうになってる〜〜〜)。ほんとうに相棒の存在ってありがたいなと思った。
しかも一緒にイベントに出てくれるのがキズマシーンで、ふたりのことはよく知っていて、とくにSAMIDAREくんとはときどき本を薦めあう仲なので、緊張せずに本番に挑めてよかった。彼らが会場に来てくれたときめちゃめちゃ安心した。あ〜〜ほんとうにありがとう〜〜愛してる〜〜とすら思ったが、全然余裕だぜという感じを出したかったので、冷静を装って最近読んだ歌集の話をした(『わたくしが樹木であれば』とてもよかったです)。

トークのパートは一生懸命しゃべることに集中していて記憶がおぼろげだが、あたらしいドレッシングでお互いへの不満はないのかと聞かれた時にほんとにないなと思ったのと(厳密にいうと、あ〜ひでみさんはこういう性格だな〜と思っている部分はあるのだが、それは不満ではなくてそういうものだなって思っている、なのでべつに変えてほしいと考えたことがないし変えてほしい類のことでもない)、SAMIDAREくんがzineに線引きながら読んでくれているのが見えてありがてえな〜と思ったのと、カミノくんがスタバに普段全然行かないというそんなにあるあるでもない話をあるあるかのように始めたのが面白かった。いやわからない、わたしは高頻度でスタバに行くので(意識が高いからではなく一日に二回行くと二杯目が100円になるから結果的に安く上がるという理由である)あるあるじゃねえだろって思ってたけどあるあるなのかもしれない。わたしだけがないないだと思って面白がっていた可能性がある。
あと後半で神風怪盗ジャンヌの話をしたのだが、あとから、神風怪盗ジャンヌは全然読んだことないとひでみさんからもキズマシーンからも言われてジェネレーションギャップを感じた。なぜかヒガシ逢ウサカ高見さんは知っていてそれはそれでなんでだよってなった(わたしと同世代の妹さんがいらっしゃるらしい)。

トークの途中からルミネの出番終わりの高見さんが来てくれて、そのままの勢いで大喜利の仕切りをやってくれた。
芸人という職業はほんとうにすごい。高見さんの仕切りが抜群にうまくてすごく自然に回答を出すことができた。お客さんがあったかかったのもあるけれど、高見さんがうまいことやってくれると信じていたので、うけなかったらどうしようという心配をしなくてよかったのがありがたかった。
キズマシーンもすごかった。SAMIDAREくんは純粋に大喜利がうまかったし、カミノくんがこのパターンでいける!とわかってからそれで攻めていった判断がすごくて、お笑い反射神経がまじで優れているなとおもった。瞬発力が全然違う。
ひでみさんの回答もとてもよかった。発想がよくて、描くのがはやくて、(本職にこう言うのは変かもしれないが)いい絵ばかり仕上げてくるから笑わない理由がなかった。
そういう意味ではお笑いが本職でもイラストが本職でもないのはわたしだけで、途中でそのことに気がついたとき一瞬あ〜わたしが平均値をさげている、ごめんなさい、と血の気が引くタイプのマイナスメンタルになったが、回答をだしさえすれば高見さんがなんとかしてくれるし、両隣のふたりががんがん面白いことを描いているのをみていたらわたしも頑張ろうという気持ちになった。
とかく4人で途切れないように答え続ければよくて、そうしたら高見さんがうまいことやってくれて、仕組み!と思った。いわゆる、ONE TEAMだった(言いたいだけ)。
終わったあといろんな人に、蟹をほじくる棒を描くのがじょうずだねと褒められて嬉しかった。

すごくたのしかったということが伝わりましたか?

みんなに感謝したくなるいいイベントだった、ほんとありがとうございますだった。

代官山蔦屋書店でのフェアは12/15までやっているのでよかったら足をお運びください。



ものを書くために使います。がんばって書くためにからあげを食べたりするのにも使うかもしれません。