「先生、留学したいんです!」→「じゃあまず留学の種類を知ろう!」
みなさんこんにちは。
みなさんは留学の経験がありますか?
僕は三年間ほどアメリカへ留学しました。
最終的には大学院修士課程を卒業して帰国しました。
その経験を話すと、現在教えている学校の学生からも、
「留学に行きたいんですが、行った方がいいですか?」
「私でも留学ってできるんですか?」
「おすすめの留学先は?」
などの質問を受けます。まだコロナ禍は続いていますが、そんな中でも留学に興味のある学生は一定数いますね。
そこで本記事では、そもそも留学の種類はどのようなものがあるのか、留学方法についてまとめたいと思います。
※ちなみに基本的には18歳以上からの留学についてまとめています。18歳以下で留学した経験がある人が周りにいなかったから制度について詳しくないからです。その点はご了承ください。
留学の種類1:語学留学
まず最初に紹介する留学の種類は、英語集中コースに入学して「英語を」勉強するタイプの留学です。いわゆる語学留学です。
英語集中コースは通称、ESL(English as a Second Languageの略)と呼ばれています。このコースに属する学生は[ESL student]と呼ばれることになります。
語学学校、短大附属の英語集中コース、そして四年生大学附属の英語集中コースのどこかに所属して勉強することなります。
このコースは、
・英語「を」学ぶ
・英語力によって在籍するクラスが変わる
・基本的にクラスメイトは非ネイティブ
・授業内容や課題の難易度は優しい
といった特徴があります。入学の際に必要な英語力は特にありません。
ですが、英語力が高ければ、このコースを卒業するまでの期間が短くなります。
留学の種類2: 学部留学
二つ目の留学の種類は、学部留学です。
学部生は[Undergraduate student]や[Undergrad student]と呼ばれます。
この学部留学の特徴は、
・英語「で」学ぶ
・自分で在籍するクラスを選択する
・英語ネイティブがクラスメイトにいる
・授業内容や課題の難易度や量が多い
これらが挙げられます。前述のESLとは異なり、かなり学業が忙しくなります。
そしてこの学部留学にも色んな形態があります。
まずは、日本の大学から交換留学として海外の大学で学部生となる場合です。
あくまでも本所属は日本の大学なので、学位もその日本にある大学から取得することになる上に、留学自体の期間も半年から1年程度になります。
ただ海外の大学で現地学生と同じ授業を受けるので、授業についていくため、クラスメイトと仲良くなるために必要な英語力は高くなります。
この交換留学以外で学部留学する方法は、実際に1から海外の大学に正規学生として入学する方法があります。
この場合は、最終的に現地の大学で学位取得を目指しますので、留学期間も4〜5年かかります。
その分、卒業した際の英語力はかなり高くなります。ここまで留学すると、特に対策をしなくてもTOEIC900点代はいくと思います。
留学の種類3: 大学院留学
さて、最後の留学の種類です。
それは日本の大学を卒業し、学士を取得したあとに海外の大学院で勉強する方法です。
大学院生は[Graduate student]や[Grad student]と呼ばれます。
ちなみに僕はこれですね。
特徴としまして、
・英語「で」さらに「専門的な内容を」学ぶ
・専攻によって受ける授業は大体決まっている
・英語ネイティブがクラスメイトにいる
・授業内容や課題の専門性が高い
これらが挙げられます。
そして単に大学院といっても、Master(修士号)かDoctor(博士号)を取るかでその就業期間が変わります。
僕は修士号取得して帰国したので、大学院生だった期間は2年半ほどでした。
この2年半という中途半端な期間は、恥ずかしながら修士論文[Thesis]の執筆をぐーたらやっていたので、やろうと思えばちょうど2年程度で卒業できます。
とにかくこの大学院留学では、学部生よりさらに踏み込んだ勉強をしたい人が集まるので、他の学生の「レベル」もかなり高いです。
このレベルというのは、言語能力だけでなく、論理的思考能力やクリティカルシンキング能力がかなり高い人がゴロゴロいます。
僕自身もずっと日本の教育課程に身を置いていたので、周りの学生が持つ多角的分析能力やプレゼン能力に圧倒されました。
ただ、僕みたいな特別な能力もない、日本で大学卒業まで過ごしてきた人でも修了できましたので、やったもん勝ちだと思っています。
おわりに
今回は留学の種類について説明しました。
三つもあるので、どれでいこうか悩むと思います。目的によってベストな方法が異なりますからね。
次回は、どのような留学のルートがあるのか、自分が辿ったルートを踏まえて、もう少し詳しく留学の方法に関して説明したいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございます!!
では!!
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