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温暖化なのに寒い?

寒暖差が激しいと身体に負担
 今年は暖かい日と寒い日が複雑に混ざっています。春のように18℃近い日もあれば、その次の日には2-3℃と真冬に戻ってしまう。体温調整には自律神経がとても大きな役割をしているため、このような寒暖差が続くと、身体に異常が現れます。特に、疲労感やうつ、アレルギーなどがその代表な症状です。しかし、今は温暖化と言われて久しいのですが、冬はやはり寒いのは何故なのでしょうか?そのあたりを今日は深堀してみます。

温暖化なのに何故寒い?
 地球温暖化といわれて久しいですが、それにしては冬の寒さは変わらないし、むしろ年々寒さが厳しくなっているともいわれます。実はこれも地球「温暖化」の影響である可能性があり、地球の「温暖化による異常気象が招いた寒冷化」と説明できるそうです。
 温暖化の影響で夏に北極海の氷が溶け、秋に溶けた部分の海から熱が逃げていき、北極付近の気圧が高くなります。その異常な気圧配置が原因で北極の寒い大気が中緯度地域(日本や欧米)に流れ込みやすくなると言われています。

寒冷化の意味
 寒冷化とは、その名の通り地球が冷えていくことであり、広い意味では地球の表面あるいは大気の温度が下がっていくことをいいます。およそ一万年前の氷河期といわれる地球はまさに寒冷化の代表例であり、それと比較すると現代は必然的に温暖化であるといえるでしょう。
 現代でよく行われている温暖化論争の一方で、徐々に地球寒冷化の仮説の発表や議論が盛んになってきました。その背景のひとつとして、温暖化と寒冷化が交互に訪れている事実があります。仮に現代の温暖化が、過去にも何度か訪れたことのある温暖化と同じものだとすれば、今後はやがて寒冷化が訪れることになります。それが今から何年後になるのかは、明確にすることは出来ませんが、過去のパターンを当てはめるとすれば非常に説得力があります。
 その際の寒冷化は、さすがに一万年前の氷河期には匹敵しないまでも、現代の温暖化と同じように、寒冷化による影響が地球全体に及ぶことでしょう。また、再度訪れた寒冷化は過去の寒冷化と全く同じとは限らないため、現代の寒冷化の定義とはまた異なった説明がなされる可能性もあります。
 そう考えると、寒冷化とはなにかという定義をすることは難しく、むしろ訪れた時代によって変化するものといえるでしょう。

専門家の見解
 地球温暖化の話し合いが世界中で行われている一方で、研究者や科学者の中には寒冷化というキーワードを持ち出す人も多いです。地球温暖化や寒冷化は抽象的、かつ規模が非常に大きい現象であり、また過去には温暖化と寒冷化が交互に訪れていることに鑑みれば、現代が本当に温暖化一辺倒であるのか、はたまた寒冷化が訪れるのかという明確な答えは出ないし、あるいは存在しません。
 ただ、地球温暖化が嘘か否か、寒冷化とは何なのかなどを考えることも大切ですが、今は確実に気温が上がっているという現実や、どのような影響が出ているのか、食い止める方法はないのかなどを考えていくことがもっとも重要であり、それは世界の人々がしっかりと意識していかなければならない使命といえるかもしれません。

まとめ
 人の身体は環境により大きな影響を受けます。特に寒暖差は身体に大きな負担をかけ、様々症状を誘発するとともに、免疫力の低下により多くの感染症を引き起こすリスクがあります。そう考えると、寒暖差が少ない環境に身を置くことは、とても大切な健康管理法であるといえるでしょう。
 そう考えると健康になるには自分の身体のことを考えるだけでなく、地球の変化、特に温暖化に意識を向けることが、最大の養生と呼べるかもしれません。「健康行動で環境をイノベーションする」をテーマに記事をこれからも作成していきたいと思います。

参考資料(上記の温暖化に関する内容の引用先)
https://akelog.com/ondanka-kanreika/


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