養生で大阪万博を目指す!
我々は、養生という季節に応じた生活を世間に広め、「健康行動で環境をイノベーションする」という人も地球のお互いに良い関係を築こうと「YOJYO project」を各地で精力的に進めています。
そもそも便利は良いことですが、行き過ぎた便利は人を病気にさせてしまいます。温暖差がない一定温度の室内で過ごせは、発汗やふるえなどの自律神経機能を使うことが殆どなくなるので、自律神経機能が低下し、自律神経失調症のような状態になりやすくなります。また、バリアフリーは便利ですが、階段や段差を登ることでみについていた筋力はなくなり、ロコモティブシンドロームを増やす結果となります。このように、快適な環境を手に入れ、病気をなくそうと考えた便利さは、人間の機能を低下させ、逆に身体に病気に導くという皮肉な状態を作っているのです。その意味で、最低限の不便は必要不可欠であり、不便であるからこそ身体に利益がある「不便益」を社会に中にデザインしたいと思っています。
そこで、我々は田舎の環境を活用して健康になるというプロジェクトを進めています。田舎は不便で何もありませんが、人間が本来必要な能力を養うには最高の環境であり、健康になるための不便益が沢山あるのです。そこで、我々はこの養生による不便益を、日本の新たな健康法として世界に発信したく、無理だとわかりながらも本気で大阪万博でこの概念を広めることができないかと目指しているのです。
岡本太郎がみた大阪万博
前回の大阪万博の象徴と言えば「太陽の塔」です。私もこの太陽の塔が大好きですが、その意味までは深く考えたことがありませんでした。ちなみに、太陽の塔には、以下のような意味が含まれているそうです。
インタネット記事の抜粋
「太陽の塔」が大阪万博の真ん中に立っている意味を知っているだろうか。多くの人は実は誤解している。あれは科学技術と資本主義の祭典、万博のシンボルだ、または万博が掲げたテーマ「進歩と調和」を体現するシンボルタワーだ、と思っているだろうが、本当はまったく逆なのだ。
科学技術と資本主義一辺倒で豊かさを追い求めてなんとかなる時代は、そのうち行き詰まるぞ、進歩と調和などといっていて未来が拓ける時代は早晩終わりを告げ、本当に人間が生き生きと輝くにはどうすればいいか、根本から見直さなくてはならない時がくる。そのとき何を信じるか。それは「縄文」だ、今こそ縄文を取り戻すべきなのだ。そのような意味を込めて、岡本太郎は万博の真ん中に、この「縄文の怪物」を突き刺した。
参考資料:プレジデントオンライン一部抜粋
https://president.jp/articles/-/24705?page=2
解釈
岡本太郎は、日本人として最初に縄文・火焔土器の美しさに気づき、その生きる力強さ、精神性の高さを訴えました。その太郎の訴えが、考古学の研究資料を「国宝」に押し上げたのです。弥生以降の実用性・効率優先の「面白みに欠ける」時代よりも、八百万の神が宿る時代の方が「高い」とし、科学技術と資本主義、西洋文明に盲目的に隷従して「豊かさ」を手にしようとする「卑しさ」を指摘したのです。
自分なりの考察
岡本太郎も安易に豊かさを手に入れようとすることに対して、警告を鳴らしていました。その意図は資本主義経済へのアンチテーゼであったのだと思います。経済発展は素晴らしいことですが、環境を破壊してまですべき発展、そして豊かさなどあるのでしょうか?
人間の願いは健康と幸せです。経済発展により便利で豊かになった反面、その裏側ではその便利さが病気を作り、また経済発展のために環境破壊を繰り返したことで、新たな病気を作る。幸せになるために豊かな経済発展をしてきたのに、その経済発展で人が苦しむという、矛盾はそろそろ解消しなければいけません。まさに不便益を考える時がきたのではないかと思います。
そして、医師の帯津良一氏は、「岡本太郎は養生に通じる?」という内容でAERAの記事になっていることを知りました。ここで、私の頭の中では、大阪万博⇒岡本太郎⇒環境問題⇒養生とう流れがより現実味となり、大阪万博に対する意味づけが明確になってきたのです。
そう考えると私たちが提唱している「YOJYO project」は経済発展した今の時代だからこそ、必要なのではないかと思いました。経済発展の象徴である都会の闇を補う意味で、田舎を健康タウンにし、自然と暮らすことで不便益をプロデュースする。都会の便利さにあこがれている人にこそ、田舎の不便益を感じてもらい、健康になってもらえればと思う次第です。
実際に大阪万博に「養生」という言葉やプロジェクトが取り入れらる可能性は極めて少ないかもしれませんが、発信しなければ始まらないので、残りわずかですが大阪万博で注目されるように、全力で頑張りたいと思います。
AERAの参考記事:
「医師が読み解く「芸術は爆発だ!」岡本太郎は養生に通じる」
https://dot.asahi.com/wa/2021040800013.html?page=1
我々が取り組んでいる「YOJYO project」に関する関連サイトのリンク
https://linktr.ee/yojyo
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