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持続可能な人材育成

 本日は「若手を育てる」というテーマで、これからの支援の形について考えてみたいと思います。

若手が生き生きしているグループは成長する
 昔から、「若手が生き生きしているグループ」は成長すると言われています。それは、若者の成長が組織の成長そのものだからです。例えば、アフリカの平均年齢は10代後半から20代とされており、これからのビジネスをけん引すると言われています。言い方を変えると、ものを生産する生産層が多いということは、それを購買する力も強いということなので、若者が多いということは経済的な力を持ち、最終的には成長する可能性があるということなので、投資の対象になりやすい。逆に言うと、若者が少ない日本は、生産層が少ないということで発展の可能性が少ないから、今は栄えていても将来的にその繁栄を続けるのが難しいと思われているため、投資の対象としては魅力がないのです。
 そして、もう1つ。第4次産業革命といった技術革新の進歩です。技術やビジネスの進歩は昔に比べると早くなっています。特に、インターネット技術の進歩は様々な変革を起こしてきました。そして、ビジネスの形もオフラインからオンラインに、さらには現実空間から仮想空間へと変化しているのです。そう考えると、これらの思考についていくために、デジタルネイティブと呼ばれる若い人たちが、組織の基盤を作ってくれないといけないのです。

どうやって若者を育てるか?
 私も様々な学会や組織に所属しているますが、やはり、何処も若手教育には苦戦しているようです。私が知っている学会は、若手会員の減少が問題となっていましたが、なかなか若者が魅力を感じる企画や内容にはなっていないと感じます。それには、いくつかの問題点があるような気がします。
 まず、学会はそのの性質上、様々な内容を知るザッピングの場であるが、インターネットがこれだけ普及した時代では、いつでもどこでも簡単に情報が得れるようになり、ザッピングがしやすくなったというです。そのため、わざわざ学会に出向く必要がなくなったのです。そして、オンライン化が進み、自分が欲しいと思う様々な専門的な知識は、低価格で入手できるようになり、わざわざ学会に行く必要がなくなったのです。そして、もう1つは若手を本気で育てるという意識が、50歳以上の層にはないということです。やはり、お金を払っている会員を優先してしまい、学生会員や会員外の若者を軽視しやすいのです。
 しかし、若者は宝です。お金を払ってでも若手を育てることが大切だと思いますが、「若いときの苦労は買ってでもしろ」と言わんばかりに若手に冷たいのです。

持続可能な若手支援とは?
 寄付講座では「健康行動で環境をイノベーションする」という目標を若手と共に実現するために、オンラインサロンを3つ開催し、育成をしています。しかし、3つすべてに入会して学ぶには一定の金額がかかる上、それを継続するにはある程度のお金が必要です。それは学生にはやはり難しい・・・。かと言って、無料にしてしまえば簡単なことですが、それではオンラインサロン自体の資金がなくなり、継続できなくなってしまいます。そこで、会費を稼ぐべく、現在、様々な試みをしています。その1つがオンラインショップ「BASE」です。
 「BASE」では、健康に関する様々商品やセラピスト向けのコンテンツを提供しています。ただ、毎回新しい商品を作って売っても、時間や能力的に限界があるため、手間をかけずに定期的に価値があるものを提供できるものは何かを考えて、様々な商品を販売しています。また、同様に「elu」というサービスでは、動画や画像に関する商品を提供しています。なお、ここで商品が売れるには、みんなが欲しいと思える共感価値を提供しなければいけません。みんなが欲しがると思う共感価値の商品は何か?それを知ることが今回の大切な目的のもう1つなので、そんなデータを取りながら商品の動向を観察すると共に、最終的にはそのお金で何人の学生をサポートでできるのか?
 学会ではできなかった学生の支援。でも、この若手への投資はとても大切なことで、誰かが挑戦しないといけないのです。持続可能な人材育成を行うために、次のステージに向けて新たな挑戦を始めたところです。


オンラインサロンショップBASE:「YOJYO Do-JYO」
https://yojyonet.base.shop/

「elu」
https://elu.jp/ProjectYojyo

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