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森林を活用した健康法.

森林は我々にとって大切なものです。
森林は、水を蓄えてくれたり、二酸化炭素を吸収し酸素を提供してくれる。さらには木陰はとても涼しく天然のクーラとして気温を下げてくれるだけでなく、様々な動植物が食物連鎖を営んでいるため、山菜や動物など私たちに自然の恵みを提供してくれます。このように素晴らしい森林ですが、近年森林は元気ありません。

森林の力が落ちている
 多くの森林には人の手が入っています。森林が森林として活用されるためには、人の手が入らないといけないのです。余分な気を伐採し、動物が増えすぎないように人間と共存共栄をしている。そのため、昔は多くの人が山に入り、山菜や動物を狩猟したり、木を伐採して薪にしたり、木材にする。このような自然の営みに森林によい循環を与えていましたが、現在では食べ物も豊富にあり、わざわざ薪を利用しなくてもエネルギーが沢山あることから、山に入ることはなくなりました。
 その結果、余分な気を伐採できないために根を張った大きな木は成長にくく、陰崩れが頻繁に起こったり、山の動物を食することがなくなったので生態系は乱れ、動物が新芽を食い散らかす。その結果、山は荒れ果て、本来の力を発揮できなくなっているのです。しかし、今の時代に木材を大量に使用したり山の恵みを食事の中心にすることは難しい。その意味で、森林を木材や食材以外に活用する現代流の方法を考えなければいけないのです。

健康という価値を森林に与える
 森林を活用する方法として我々は健康という価値に期待しています。森林は高低差があり運動をするにはもってこいですし、森林の中の運動は気持ちが良いので森林ヨガなど、リラクゼーション系のアクティビティに向いています。さらに、植物を利用したアロマセラピーや、森林の植物や動物を利用した食養生など、「健康になるために」という価値を与えることで、森林を活用することは可能であると考えています。
 その一方で、本邦では高齢化が進み医療費をはじめとした社会保障費が高騰しているため、森林などを整備するお金を捻出するのが難しい実情です。しかし、森林を健康のために活用するとなれば、健康になるためのお金で森林も元気になるのだから一石二鳥です。そう考えると健康を考える厚労省と森林を考える農林水産省が手を取り、健康プロジェクトを進めることが大切であると考えています。そして、単に森林を活用するというのではなく、きちんと根拠に基づく健康法を進めていくことが大切であると思います。

根拠に基づく森林活用
 そこで我々が目指しているのは、根拠に基づく健康法です。例えば山に登るのも、単に山に登るのではなく、自分の身体に合った登り方を選ぶ、そして家に帰ってからもその健康を続ける。そんな生活に根付いたケアを目指しています。
 身体のタイプは人それぞれにとこなります。その人に合ったセルフケアを行わないと、折角のセルフケアも無駄になってしまいます。そんか、自分の身体に合った登り方とアフタケアを紹介した動画を作成していますので是非参考にしてください。なお、動画を視聴する前に自分のタイプをアプリで調べておくことをお勧めしています!

体調管理アプリ「YOMOGI(無料)」
https://www.kenko1192.com/

森を活用した健康方法
山登り動画1:登山前に確認しよう
https://youtu.be/-UPcX3wyyEo
山登り動画2:準備体操:動的ストレッチ
https://youtu.be/K-LL6tzboQA
山登り動画3:整理体操:静的ストレッチ
https://youtu.be/BXBwVuM4trw
山登り動画4:登山後:家庭で山登りを生かす
https://youtu.be/gCeQfBhPNa0

*こちらの動画は京都美山里山舎で行っている山登り講座用の動画です。
美山里山舎
http://satoyama-sha.com/products_cat/health

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