感想文:箱根山学校

9月19日と20日の二日間、いろんな地域で自分なりの仕事や暮らしをしている人の話を聞いたり集まった人たち同士で話を聞く合宿、箱根山学校、その第7回に参加した(概要については下記リンク参照)
https://note.com/lw_nish/n/n82e5f925e072


参加して一晩経ってみてこの文を書いている
朝起きたら頭痛くて首肩痛くておまけに鼻もつまっていた。2日間の反動だろう
自分なりにたくさんのことを見聞きした参加を終えて頭の中に浮かんできたことを書き記しておきたいと思う。

大河の一滴、あるいは一滴の中に大河あり
これまで団体運営してきた中で自分や自分の名前を出すことに躊躇があった。
でも箱根山学校で話を聞いた方々、出会った人たちの多くは肩肘を張らずにやっている方が多かった。
それを受けて、自分はこれから、することが大きくなってほしいと思うよりは、一人一人のすることが大河に比べて一滴、というのを考えてやった方が良いのかなと思った。あるいは以前読んだ本の中に登場する「Ocean in a drop」ということを思いながらやるというか。それは、大河の一滴だから大したことないからどうでもいいと思うのではなく、事業形態問わず自分なりに純粋に突き詰めていくということをしている人と沢山出会えたのでそう思うにいたった。
それは地域での仕事だから、というよりはその人なりのスタンスなのだろうけれど。
やりたいことをやりながら日々の暮らしを作っていくことを楽しんでいる、ということなのだろうか。それは究極的にはわからないけれど、そんな感覚なのかなと思う。

~すりゃいいというものでもない
ここに集まってくる人たちの間では多様な価値観が認められる分、答えを自分なりに決めたり見つけたりしないといけないという状況におかれる。それは自分なりにその辛さを受け入れるということもできるだろうか。
また自分なりの選択をした結果、忙しくてきつい、人と向き合い続けるなかでキツイことが起きてくると思う。
自分では辛いのはいやだ、という感覚もあるが自分がやりたいことなら辛くてもかまわない、あるいは辛くてもそれが自分のことであるならば受け入れて生きていく、そんなことができたらいいなと思う。
講師の一人長谷川浩己さんが言った「あるべくしてある状態が気持ちいい」という言葉が思い返される。その言葉が話された文脈とは少し異なるのだけれどどんなことも、「あるべくしてある状態」なんだと思うならば辛いことにも耐えられるのではないかと思ったからだ。

これまでどおり、でも新しい
参加者の方同士で〇〇に今度行きますね、と言い合いながら解散していく様子を見ると、こうしたふらりと足を延ばすことができたコロナ前の状況のことを思い出す。
でもそれは新しい人間関係のもとで立ち現れてきたことであり、これまでの行き来の仕方に戻るのではなく、なにか新しいことなのだと思う自分がいる

人の話を聞く時間が長いのは良かった
講師の方、参加者の方含めて人の話をたくさん聞く時間があった(二日間で約30時間くらいあるいはそれ以上?)
100%とはとても言えないけれど、聞いてパッとわからなかったこともじっくり耳を傾けてたり話したりしているうちに話題自体が変わっていったり、言葉の裏側にあるその人の自分に対するコミットメントについて思いを馳せることができたりした。またはじめのうちは、人の話を聞いて、自分に関することをパッと思いついたりアイデアが浮かんだりすることが多かったのだけれど次第に相手のことを考えることもできるようになったのは良かった。

場所ということについて
これまで箱根山テラスに集まって話をしていたが今回はオンラインだった。
その分、場所をどう大切にしていくか、という話も結構出た。
自分なりの考えが進んでいないのだけれど森とかゲニウス・ロキとかもう少し考えてみたい。あまりヴァナキュラーということでもない。

参加を受けて今やってみたいこと
内容に関連したりそこから派生して自分の中で思いついたことなどを書きます。
・やりたいことに手をつける(3歳~6歳の年齢の子のためのプログラム開催、森のことをもう少し詳しく知るなど)
・小さい子たち向けのこと、というのと関連するが今なら言語を介さないコミュニケーションをもう少し考えられそうなので作ることに向き合ってみる
・料理をたくさん作りながら自分の体と向き合う
・身近でも人の話を聞く時間を増やす(知っている人も、知らない人も)
・苦しみとどう向き合うか考えを深める
・旅とか、山小屋的な話し合い、というのも今回の状況に近いようなので、それに近いこれまでの体験も思い出してみたい。高山建築学校とも共通する部分は自分なりに多かったけれど、それぞれの良さは何だったか、とかも

最後に
この二日間、家にいながらたくさんの人に出会いました。
主催者・運営の皆様参加者の皆様、大変お世話になりました。
またいつかお会いできる日を楽しみにしています。

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