見出し画像

トルコ出身の夫婦との出会い

カナダはトルコ出身の人にとって、人気の留学先である。
(正直カナダに来るまで知らなかった…)
そんな中垣間見えたのが、中年代夫婦の移住だ。

先日40代のトルコ人男性2人と食事へ行きました。
わざわざ下見をしてくれたレストランに行き、本当に美味しい料理ばかり。

画像1
画像3
画像3

日本でもお馴染みのケバブは、カナダでも大人気!
そしてデザートのキュネフェと、苦いトルココーヒーで締めると、
イスラム圏内の定番料理を制した気分。

友人らは夫婦で移住してきており、現在はPRを取得するまでの準備段階。
目標が達成できるよう、心の底から応援してます。

そこで今回思ったのは、なぜ偶然にも同タイミングで
2組の40代夫婦の移住者と出会ったのかと言うこと。

現在トルコは経済危機に陥っている。
リラ(トルコ通貨)の暴落で、2021年末には最大1ドル=18.36リラまで下落、
2021年内で最大となる約60%の下落だ。
またインフレ率は21%を超え、物価の上昇が続いている。
しかしエルドアン大統領はインフレにも関わらず、金利の引き下げ政策を継続。
中央銀行への圧力や総裁更迭で、
客観的に見ると、後戻りできない状況になってしまっている印象を持ってしまう。
トルコ国民は高騰する物価の影響で、安い食品を購入するために店に並ぶ光景が、
昨年末のニュースでも映し出されました。

最新ニュースでは、デモに対する警告も。
(ペルシャ語しかなかった…)

僕は人の過去や考えを根掘り葉掘り聞くタイプではないので、
正直彼らがそれを理由に移住してきたのかは定かではないが、
しかし少なからず影響はあるのでは無いかと思っている。

移民者には表面には見えない思いや事情を抱えている事もある。
そして他国の実情を知る事は、
その国の人とコミュニケーションをとる一つのきっかけにつながります。

最後に話はそれるが、彼らにはシリア人の友人もトルコにいるとの事。
僕はトルコの人にシリア難民について話さないようにしている。
やはりトルコ国内でも、シリアに対してさまざま意見がある為である。

ただしそこで友人らが口にしてくれた言葉は、
「それは国の問題であって、友人同士の問題ではない」

本当にこの友人たちを尊敬しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?