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ペルシャの青に魅せられて② 〜イラン旅行 サーデグさんとの出会編〜

シンガポール経由でトルコのイスタンブールに向い、
そこから深夜に飛行機でイランへ向けて出発。
首都テヘランのエマーム・ホメイニー空港に到着したのは深夜2時40分。

空港で合流したのは、テヘラン在住のサーデグさん。
日本の知人の紹介で、2日間ガイドをお願いしていた方です。
深夜にもかかわらず空港に迎えにきてもらい、
市内のホテルまで送ってくれました。

深夜のエマーム・ホメイニー空港。

ちなみに事前にビザを取得していたこともあり、
空港では驚くほどスムーズに入国できました。
ただSIMカードの購入には少し手間がかかりました。
スタッフから「今日は買えない」と、謎の発言。
どうやらシステムの問題で、旅行客は買えないとのこと。
ただし現地の人は購入可能とのことで、サーデグさんが代理で購入。
早速助けられました。

その後5時ごろにホテルのチェックインを済ませ、
また昼12時に待ち合わせの約束。

実は僕とサーデグさん、言葉を交わせません。
サーデグさんは母国語のペルシャ語を話すのですが、
僕はペルシャ語を話せません。
事前にわかっていたことではあるのですが、
この状況が、この旅において貴重な経験と気付きにつながりました。
会話はペルシャ語対応のGoogle翻訳を使用しました。
現代のテクノロジーの進化に感謝ですね。

お昼に待ち合わせをし、サーデグさんが借りてくれた車で向かったのは
テヘランの北の街、タジリッシュ。

サアダーバード宮殿は、パフラビヴィー時代に離宮として、王家によって使用されていました。
広大な敷地に博物館や庭園があります。
タジリッシュのバザールへ。
バザールはどこへ行っても活気があって本当に楽しい!
まずはケバブ!正しい食べ方を教えてくれました。
焼きトマト今まで肉と別々に食べてた…焼きトマト絶賛ハマり中です。
どれも美味しい!トロントで食べる味と全然違う!

そして昼食の支払いの時に気づきました。
「なんだかお金の減りが早い…」
日本の知人がたまたまイランリアル(イランの通貨)を持っていたため、
ありがたいことに日本で両替できました。
5万円ほど両替し、イランの物価を考えると十分すぎるほどの金額のはずでした。
余裕がある分、この旅で出会う予定のアーティストさんから、
サンプルとして何か買い付けしようとしていたぐらいです。

しかし、昼食を終えた時点ですでに3分の1ほどお金を使っていて…
「博物館と昼食で1万5千円!?」そんなはずがないのです!

もちろん日本の知人もサーデグさんも、
絶対に悪いことはしてないのです。これは確実に!
ではなぜ?この謎は数日後にわかるのですが…
またどこかの記事に書きます。
この事件が、旅をさらに面白くさせてくれました。本当に!

ちなみにイランは経済制裁の影響で、
VisaやMasterなどのクレジットカードは一切使用できません。
つまり、現金しか使えないのです。現金がなくなる=詰むのです。。

そんな、内心ハラハラしながらも、サーデグさんとの観光は続きます。

Imamzadeh Saleh(だめだ、読めない笑)モスク。
よくタジリッシュのバザールとセットで紹介されている記事を見てました。
山とのコンビネーションも素敵なモスク。
ミーラードタワーからテヘランを一望。
高さは435mで、世界で6番目に高い電波塔(のはず!)
サーデグさんが買ってくれたサフランアイス!
本当に美味しい…美味しすぎる!
ここは名前を忘れてしまった…
周りの公園にはパフォーマーもいて、イランは夜もにぎわってます!

そして圧巻だったのはダルバンドヴァレイ。
最初夜暗くて気づかなかったのですが、
車から降りると、いつの間にか岩山にバーっと囲間れていて、
その間に作られた道を登って行きました。

写真じゃ分かりにくいのですが、本当に岩山がものすごく高くて迫力があるんですよ!
で、その間をくぐり抜けていくと、山の途中にたくさんのレストランが建てられてます。
間を流れる川にこのようなスペースがあって、そこ食事ができます。

ここは絶対もう一度行きたい…

そして深夜0時前にホテルへ戻ってきて、1日目の観光終了です。
テヘランの中心部から離れての観光。
サーデグさんがいなければ、こんな経験できなかったです。
心から感謝しています。

ただ後悔することも多かったです。理由は
・ペルシャ語を勉強してくるべきだった、サーデグさんと会話したかったから。
・想定外でお金の心配が発生し、サーデグさんの提案をたくさん断ってしまった。
・やっぱり体は少し疲れていたみたい

後悔は全てサーデグさんに対してですね。
だって、彼は本当に優しかった。

彼の本職はカメラマンで、僕を被写体にたくさんの写真を撮影してくれました。
多分お金の問題に気付いたからか、途中から水すら僕に買わせませんでした。
翌日は、英語が話せる妹さんを呼んでくれることになりました。

これらはおそらく彼の優しさです。

前述したように、ふたりで会話はできません。
でも、優しさだけは伝わってくるんですよ。
「楽しませたい」っていう気持ちも。
これは言葉が通じない同士だったからこそ気づけた、
心でのコミュニケーション。
※すいません、柄にもないこと言って
でも本当に、何か言語にはない大切なものを学んだ気がします。

そしてこの後悔は次につながります。
また来年イランに行こうと思うので、
その時彼と話すために最低限のペルシャ語は覚えていくし、
次はお金のミスもないので、
次回こそはもっと色々なところへ行って、美味しいものを食べたいです。

といううことで少し真面目な話になってしまいましたが、
そんなこんなで1日目が終わりました。
2日目も…これまたたくさんの素敵なアーティストに出会いました。。
→次回へ続く

名前忘れたけどこれも美味しかったー!
この旅は、スープ系にお世話になったな。

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