金正恩氏の不在 過去と大きな違いない

 金正恩朝鮮労働党委員長の潜伏が長期化している。
 しかし過去に比べ今回が特別長いわけではなさそうだ。過去20日以上潜伏したのは

Δ2014年9月4日~10月14日(39日)
Δ2018年3月6日~3月28日(21日)
Δ2019年5月10日~6月1日(21日)
Δ2019年9月11日~10月9日(27日)だ。

 最も長く潜伏した2014年には金委員長が足首手術を受けたという事実が明らかになっている。
 ワシントンを中心に活動している英語メディアのNKニュースによれば、今回の潜行期間の間北朝鮮官営媒体らが報道した金委員長の活動は7件であり、これは過去潜行期間と特別な違いがない。


北朝鮮官営媒体の活動報道回数は今回が3・5件であった。2018年3月は3・8件だった。
 2014年9~10月潜行時には2・82件、2019年9~10月潜行時は2・96件、2019年5~6月には1・43件だった。このため、過去消息が途切れた時と比べても大きな差が無く、健在だろうとの見方を示している。

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