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何をするか、が重要だ

deedとaction
どちらも「行為」を意味しますが、それぞれ使う文脈があります。後者の方が一般的な表現なのに対して、前者ににはよく「善い」と「悪い」がつくため、その行為の評価が含まれます。
例文
Be careful of your actions.
自分の行為に気をつけて。
例文
I think I've done my good deeds for the day.
今日の分の善い行いはもうしたと思う。


「Your deeds are your monuments」は、古代エジプトの墓に刻まれた碑文と言われ、人生訓としてしばしば引用される。

「あなたの行いは、あなたの記念碑だ」という意味になる。これだけでは分かるようで分からないが、あなたが何をしたかによって、人々はあなたを記憶する。

記念碑は、石ではなく、あなたの行いによって作られるという意味に解釈されている。

つまりは、容貌や、生まれ育ち、学歴、会社、人間関係。人生にはさまざまな要素があるけれども、

人生で何をするかが大切

だということ。

まだ若い人なら、これからの人生で何を目指すのか、私のような年配者なら、何をしてきたのかが問われるべきだろう。さて私は何をしてきたか?

deedsと複数形になっているのは「良い行いを重ねる」という言外の意味もあるはずだ。

この言葉が有名になったのは、映画『ワンダー  君は太陽』だった。


遺伝子疾患により顔に重度の障害を持って生まれた少年オーガストが主人公の児童書だ。オーガストは10歳で初めて小学校に通うことを決意する。

しかし顔のせいでいじめに遭い、奇異な目で見られたりする中で、家族や先生・親友たちと心から信頼関係を築き、いつしか自分のハンデを乗り越え、逞しく成長する。

映画の中で、オーガストの担任の先生が子供たちに教えたのがこの言葉だ。

ちなみに原作は世界で800万部以上を売り上げたベストセラー小説で、著者はR・J・パラシオという人だ。

映画全編にわたって、心にしみるセリフが詰まっている。子供向けの映画とはとてもいえないよね。
丁寧に読み直して、このマガジンで紹介したい。

冒頭の写真は、以下のブログから拝借した。


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