何をするか、が重要だ
「Your deeds are your monuments」は、古代エジプトの墓に刻まれた碑文と言われ、人生訓としてしばしば引用される。
「あなたの行いは、あなたの記念碑だ」という意味になる。これだけでは分かるようで分からないが、あなたが何をしたかによって、人々はあなたを記憶する。
記念碑は、石ではなく、あなたの行いによって作られるという意味に解釈されている。
つまりは、容貌や、生まれ育ち、学歴、会社、人間関係。人生にはさまざまな要素があるけれども、
人生で何をするかが大切
だということ。
まだ若い人なら、これからの人生で何を目指すのか、私のような年配者なら、何をしてきたのかが問われるべきだろう。さて私は何をしてきたか?
deedsと複数形になっているのは「良い行いを重ねる」という言外の意味もあるはずだ。
この言葉が有名になったのは、映画『ワンダー 君は太陽』だった。
遺伝子疾患により顔に重度の障害を持って生まれた少年オーガストが主人公の児童書だ。オーガストは10歳で初めて小学校に通うことを決意する。
しかし顔のせいでいじめに遭い、奇異な目で見られたりする中で、家族や先生・親友たちと心から信頼関係を築き、いつしか自分のハンデを乗り越え、逞しく成長する。
映画の中で、オーガストの担任の先生が子供たちに教えたのがこの言葉だ。
ちなみに原作は世界で800万部以上を売り上げたベストセラー小説で、著者はR・J・パラシオという人だ。
映画全編にわたって、心にしみるセリフが詰まっている。子供向けの映画とはとてもいえないよね。
丁寧に読み直して、このマガジンで紹介したい。
冒頭の写真は、以下のブログから拝借した。
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