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定年後に飲食投資

再雇用制度の浸透により65歳まで働くことが一般的になりつつあります。

65歳とは言っても昔の65歳とは異なり、実際にはまだまだ元気で、見かけも含めてばりばり働けそうな感じがします。(私の主観的な印象ですが)

このような方々が飲食店を始める場合は、これまでは早期リタイヤして脱サラして飲食起業をというケースが一般的だったような気がします。

今後は定年まで勤めて、十分な退職金ももらって資金的にも余裕があり、これまでの貯蓄を使って飲食投資をするのが面白いのではないかと思っています。

飲食投資ですので、自分では店内で朝から晩まで働くということではなく、人を雇って経営に集中するというスタイルです。

このケースではこれまでの常識だと、ほとんど成功しないのではないかと思われるかと思います。

しかしこれからの時代はそのようなことがうまくいくような気がしています。

それは飲食素人でも、やり方次第では飲食経営がしやすい時代になってきているからだと思っています。

具体的には、以下のようなことに特化するのです。

・飲食ノウハウのあるパートナーと一緒に行う(見極めが重要)
・自分は店舗内で肉体労働をするのではなく、店舗外で頭脳労働をする
・集客に関しては過去の人脈をフル活用して自らが率先して行う
・技術教育は人に任せて、人間教育は自らが行う
・最新テクノロジーをフル活用する(店舗外マネジメントが可能になる)
・お金の管理は自らが厳しく行う

つまり、これまでの経験や強みを生かした形で力を発揮するのです。

<これまでの強み>
・資金力
・お金の管理
・人間性教育
・集客ルート
・品質管理
・取引先との関係性構築

<アウトソーシングする部分>
・店舗設計
・業態開発
・メニュー開発
・技術教育
・最新テクノロジーの導入

「飲食業は厳しい世界なので、自らが店長として店舗内にいてオープンからラストまで汗水たらして働かないと経営として成り立たない」

「そしてそれを途中で諦めずに続けていける者だけが経営を継続できる」

これが脱サラ経営の一般的なモデルだったのではないでしょうか。

これだと、疲弊してしまい長続きせずに途中で続けられずに脱落してしまうことが多かったように思います。

そうならない為にも、店舗外から経営という視点で参加するというスタンスが大切です。

ここら辺がうまくまわり出せば、定年後の第二の人生も楽しくなるのではないでしょうか。

定年後の飲食投資が活発になるような時代が近づいてきているような気がしています。

それを支援できるような仕組みを構築できないものかと日々思いを巡らせています。

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