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料理の値段⑧

昨日に引き続き、今日も料理の値段に関するお話です。

いよいよこのシリーズも今日で最後になります。

繰り返しになりますが、最初の投稿で下記の7つの「商品原価以外のコスト」が発生しているという話をしました。

1 メニュー開発
2 仕入れ
3 仕込み
4 調理
5 空間
6 サービス
7 立地

今日は、その7つの内の「7 立地」について説明していきます。

立地はとても単純です。

その場所の価値(地価)です。

郊外のお店と都会の一等地のお店では同じ広さでも土地の値段が異なると言うことです。

都会の一等地にあるお店は地価が高い為に家賃が高すぎるので、その分を料理の値段に転化しないと経営が成り立たないということです。

但し、チェーン店などは広告宣伝として価格転化せずに赤字でも営業を続けているケースがあります。

以前もマクドナルドの社長を務めた原田氏が、渋谷のセンター街の入り口のお店は家賃が高すぎてずっと赤字であったが、広告宣伝の為に営業を続けていたと自身のYouTube番組で言っていました。(そのお店は今は閉店しているようです。)

ちなみにこちらの番組は飲食関係者にはとても勉強になる番組です。

今はこのようなチャンネルがたくさんあり、無料で飲食経営を学べる良い時代になりましたね。

話をもとに戻しますと、例えば銀座等でも基本的には地価が高い為、どのお店も料理の値段も高い傾向にあります。

お客様も「この場所なら料理の値段は高くても仕方ない」といった心理になりやすいのです。

つまりは、当たり前の話ですが、立地も料理の値段に反映されるということです。

地価の高い場所での食事には、必然的に料理の値段は高くなる傾向にあるということです。

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