役割分担
飲食店を経営していると様々なタイプの人を雇用します。
会社や店舗毎にカラーがあり、そのカラーに合った人材が採用される傾向はありますが、基本的には雇用者の資質や性格は様々です。
ビジネス書や経営哲学書を読む人は限られます。
そういったことに興味がないという理由もあれば、そもそも本を読むこと自体が苦痛という人もいます。
だからと言ってそういう人が優秀でないかと言えばそんなことはありません。
仕事で優れた能力を発揮して店舗経営に貢献していたりします。
その中でも、接客が得意という人もいれば、接客は苦手だけど調理は得意という人もいますしその逆の人もいます。
また、教育や管理業務が得意な人もいればひたすら作業に打ち込む職人タイプの人もいます。
しかしながら経営者は基本的にはオールマイティーが求められます。
経営者兼マネージャー兼プレイヤーです。
会社や店舗の状況が日々変化するからです。
経営だけしていれば良い時もあれば、1プレーヤーとして接客や調理をしなければならない場面も出てくるのです。
それは会社の規模に関係ないような気もしています。
経営者は経営者の、店長は店長の、料理人は料理人の仕事をということはある意味正しいことではありますが、それだけでは駄目だということです。
一方で経営者にしか出来ない仕事はあります。
オールマイティーもその一つです。
当たり前のことですが、それを他の人に求めてはいけないのです。
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