言葉の宝箱 1108【たとえ夫婦でも――いや夫婦だからこそ、気休めや慰めを言ってはならない】
『トライアル』真保裕一(文藝春秋1998/7/30)
公営ギャンブル4収益事業のファンの夢と期待を背に一瞬の勝負に挑むプロフェッショナル達の厳しい世界を描いた
『逆風』競輪『午後の引き波』競艇『最終章確定申告』オートレース
『流れ星の夢』競馬(父を知らず、調教師の祖父に育てられ、新人騎手として修業を積む高志。馬の故障を次々と癒し、周囲を驚かせる正体不明の厩務員の過去に、彼は疑惑を抱くが…。)4話短編集
・悔しさをすべて向上心にぶつけるものだと信じるほど子供ではない(略)成績が上げれば、それだけ人の注目を浴びる。
向けられる目の中には、
賞賛や羨望以外のごつごつしたものがないわけでもない P16
・憎まれない人柄も、
よき選手の条件として、おろそかにはできなかった P72
・たとえ夫婦でも――いや夫婦だからこそ、
気休めや慰めを言ってはならない P82
・無茶と果敢さは違う P163
・精一杯力を尽くした結果なら、何も恥じることはなかった P164
・大事な時に限ってミスする P175
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