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【教育環境】地方と都会の違い

私は神奈川県の出身、比較的都心に出やすい地域で育ちました。
子どもの頃は、進学塾に通い、都心の私立の小中学校を受験するのが当たり前の環境でした。
比較的裕福なおうちの子供は地元の公立の小中学校には行かず、都心の私立の進学校に行くものでした。
私は中学までは公立、高校からいわゆる進学校の私立で、電車通学をしていました。

大学に入って、地方出身の同級生と話をすると、ずいぶん育った世界が違うことに気づきました。

豊か過ぎる自然環境


首都圏だと、私立の方が都立・県立よりレベルが高い学校が多いし人気でした。
地方では私立の高校は県立の進学校に入れる学力がない子の行くところだそう(もちろんすべてがそうではないですが)。
なので、県に1~2校しかないトップレベルの県立高校に入るため、浪人したり、山奥すぎて交通手段がなくて通えない人は下宿すると聞いてビックリでした。

小さな離島に生まれ育った人は、幼稚園はないので通っていなくて、小学1年生から一人で本土に渡し船で通っていたそうです。
島には子どもが数人しかおらず、ずいぶん前に廃校になり、義務教育なので「スクールボート」は自治体が用意してくれていたけど、悪天候の時は欠席せざるを得ないとか。
高校になると、定期便の船が少なくて通えないので、島を出て下宿するしかないそう。

北海道の僻地に育った人は、通学路に熊や鹿が出没すると言ってました。
夜に車で走ってると大きな鹿と衝突して、車が大破したり、鹿が運転席に突っ込み大怪我する事故がよくあったそう。

これらの例は、移住者ではなく、生まれ育った実家が不便なところにある人の話です。
そういうところで育つと都会に憧れて出て行ってしまいます。

大学進学のための教育環境


一般的には都心の有名大学に入るためには、早くから塾などに通って受験の準備が必要だと思います。
(まれに公立の授業と教科書だけで一流大学に入れる神童のような子もいますが。。。)
私が高校生の時は、放課後に塾に寄ってから帰ったり、夏期講習などに通っていました。
同級生で医学部志望の人は医学部専門の予備校に、芸術系志望の人は芸術系専門の予備校に通ってました。

三島でもほとんどの人が郊外の新興住宅地に住んでいるので、子どもの塾やお稽古の車送迎を親がやっています。
もっと僻地に住んでいると、塾通いも難しいので、オンラインの塾になるのでしょうか。
そういう点で、地方より都心の方が進路に合わせた塾の選択肢も多く、圧倒的に有利です。

高校通学には体力が必要


三島では高校に入ると、自宅から10数キロも離れたところに自転車で通う人が多いようです。
そもそも、都心と違って、駅から徒歩圏に住んでいる人はほとんどいませんし、電車もバスも不便です。
高校も駅から何キロも離れていたりします。
さすがに親も車で毎日送迎するのは大変なので、自転車通学となります。
東京から来ると、自転車でそんな遠くまで!?ってビックリでした。

まとめ


三島でも都内の大学に進学する人は多いです。
新幹線で通ったり、都内にアパート借りたり…経済的には大変かと思います。
やっぱり、いまだに学歴は大事だし、就職の選択肢の幅が広がると思います。
学歴フィルターで希望の会社の採用試験すら受けられないこともありますし。

高卒や大学中退して、起業を目指すのもいいけど、一度はある程度の規模の企業で社会人としての基本的なスキルを身に着けてからでも、遅くはないかな~と思います。
例えば、マナーやコミュニケーション能力、パソコンスキル、といった基本的なことは、起業してからも必要かなと思いますが・・・昭和の古い考え方なんでしょうかね。

あくまで個人的な意見ですが、三島から一度も出ないで成長するよりは、大学や就職で一度は都心や海外を経験してもらいたいな~と思います。

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