祖父の病室で起きた不思議な話

今回はWebデザインの話ではなく
夏も本番なので怪談話をしたいと思いますw

実際にあった話。
怪談話というか心霊現象?
怖い話ではないので良ければ最後まで読んでください^^


2011年3月16日。
その日に起こった、母から聞いた話。

祖父(母の父)が末期ガンでもう一ヶ月ほど入院していた。

その日、お医者さんからは「今夜が峠でしょう」と言われていた。

そのため昼から親戚かれこれ10人近く集まっており、広めだった個室の部屋も人で溢れていた。

そしてその部屋には数日前からお見舞いでもらった花を花瓶に飾ってあった。

そんな中、私は前日から祖父に付きっ切りで夜中ずっと起きていたのでそのタイミングでシャワーを浴びに実家に戻っていた。

私が不在の頃、病室で各々が話をしているときに母が何気なくぼーーっと花瓶の花を見ていた時だった。



花が揺れたのだ。
左右に小刻みに揺れたらしい。
2秒間ほどの一瞬だったらしい。

母は「!?」となり、最初地震と思ったらしい。
というのも、その5日前、東日本大震災が発生したからだ。

四国でも地震か!?と思ってあたりを見まわしたけれど、
祖父の腕に繋がっている点滴の管やカーテンなど揺れているものはない。

周りにいる人も特になにも言わない。


母は「あれ?私の気のせい??」と思ってさらに視線を動かすと姪っ子(私の従妹)と目が合った。

その姪っ子が母に近づいてコソっと言ったらしい。


「おばちゃん、さっきの見た?花、揺れたね。」

母以外もうひとりそれを見た人がいたのである。

母は「うん揺れた!揺れた!あれ、何!?」
と姪っ子に聞いた。


「きっとじいちゃんが『もう、行くね。』って言ったんだと思う。」と姪っ子が言った。

というのもこの姪っ子(私の従妹)は霊感があって、今まで彼女自身が体験した心霊現象を私は度々聞いていた。
そんな彼女なので花が揺れたくらいでは驚かなかったのだろう。

一方で母は霊感は全くなく、60年生きていて不思議な体験をしたのが今回が初めてだったそう。

姪っ子の言う通り、その夜中0時を過ぎたころ祖父は逝った。



祖父にとって母は3人兄弟末っ子の一人娘でとても可愛がっていた。

孫の私から見てもそれは明らかだった。

祖父の看病も祖母の看病も兄弟の中で母だけがしていた。


もう話すこともできなかった祖父がどうしても感謝を伝えたかったのだろう。

もうあれから13年。

時が経つのは早いものである。

最近お墓参りも行けてないので近々行こうと思う。

母も「心霊現象?って本当にあるんやね。じいちゃんが挨拶してくれたんやね。」

その話をする度に母の目が赤くなっている。


ただ私は「じいちゃん!せめて私がシャワー浴びて戻ってきてからにしてくれたらよかったのにぃ~。」

と若干今も思っているwww

ということで私の周りに起きた不思議な出来事でした!!




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