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細くて薄いカトラリー『イイサジー(猫舌堂)』 〜新しいモノ、試します ②
もう3年は使っているので実は新しくはないのだけれども、使ってみたコーナーとしてはこれは外せないのです。
関西電力の社内ベンチャー制度に社員が応募し設立された新会社で、はじめて製品化に漕ぎ着けたよ、みたいなニュースを見たのがこれを知るきっかけだったような。
以前は関西電力病院の看護師さんだった、創設者であり社長さんでもある柴田さん、耳下腺がんになったときの放射線治療の際、顔面麻痺になり口が大きく開けられなくなってしまったそう。その時にちょうど良いスプーンなどがないことから、もう自分で作ろう!と考えたとのこと。
そこからのチャレンジは以下のサイトに詳しくありました。
ちょっと良さげなデザインだわ、ということですぐ通販でゲットした次第。
iisazy(イイサジー)と名付けられた、その練られたデザインをみてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1717315323467-Jw9FIhHXnn.jpg?width=800)
とにかく口にスッと入り、スッと抜ける、嫌味のないカトラリーという印象です。長さは通常のスプーンなどより少し短いくらいの165~170mm。そして普通のスプーンなどより、軽い(2/3程度の重量とのこと)。
![](https://assets.st-note.com/img/1717316797895-7xWJ8rvgoW.jpg?width=800)
そして、先端部の幅は23mmくらいかな?大きく口を開かなくても大丈夫。
![](https://assets.st-note.com/img/1717316859865-7L8eCKtFW9.jpg?width=800)
他のカトラリーにはあまりないのがこのサイズ感ですね。お子様用ではなく、もう少し大きい。
あと、うちにあるのは初期型だと思われまして、
![](https://assets.st-note.com/img/1717316411456-NKEKEij730.jpg?width=800)
このロゴがあることで、レストランとかでは使いにくいだろうな、と思ったのが唯一の引っ掛かりだったのですが、そんな皆様はご安心ください。
現行品はロゴなしになってました。
でも文字でなく、上品な猫みたいな絵柄のロゴタイプはあってもいいかもですね、他社さん製品との差別化のためには。
詳細は猫舌堂さんのサイトへどうぞ。
使ってみてまず感じることは、これなら小口で食べるようになるな、ということ。口当たりもするっという感じです。
また普段使いでこのサイズがありがたいのはフォークかも知れない。パスタを巻いたときも、すごくコンパクトなので、大口を開けず、苦戦せずに食べられる。とてもお上品な育ちになったかのような気分も得られます。道具のデザインって行動まで変えてしまうのですね。
スプーンももちろん同様の特徴があるのだけど、乗せられる量が少なめではあるからダイエットにもいいかもしれない。
そして薄いからか、硬めのアイスクリームにもスッと切り込めるので、とても相性がいいです。ダイエットと言ったそばから真逆のことを言ってます。
また、うちではこんな使われ方も。
![](https://assets.st-note.com/img/1717315934094-PcrI059qTa.jpg?width=800)
うちのおじいちゃん猫、最近カリカリがうまく食べられず、どんどん痩せてきてしまったのです。なのでウェットの食事を、他の猫をかわしつつ与えているのですが、パウチの中から適量取り出して、口元に持っていくのに、薄さも長さも量も完璧なんですねこれ。てことは、パウチ食なら対人でも同じように使えるかもです。
猫の名を冠する会社さんだけにこの用途、喜んでいただけるようなお話だと良いのですが、本当に助かってます、これ。
あと、猫舌堂さんには細身のお箸もあるのですが、こちらは細身すぎてうちではうまく使えず、先が折れてしまったとのこと。丁寧な扱いができず恐縮です・・・。子育て中の家庭内における、粗雑な扱いにはちと厳しかった様子でした、残念。
あと、カラーバリエーションのある塗り箸があると、色が個別タグになるのでいいかもです。
ちなみに猫舌堂さん、昨年からは小野薬品さんの子会社michitekuが全株取得し、関西電力から離れたとのこと。
「がんになっても怖くない、誰もがそう思えるような世界をつくる」ための子会社さんだそうで、その事業を強化するために白羽の矢が立ったのでしょうね。
いまはお見舞い用の需要などをターゲットにしているのかなという品揃えですが、これ、もっと外食産業や店舗にも広がるといいな、と思っています。
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