第3区域 無所有処 作戦企画室にて〜ラーマと黒猫の会話その2
Re: 脳内メモ39
無所有処
何ものも本当には存在せず、自分(見る側)と他のもの(見られる側)の区別はないことです。
第3天 無所有処 (作戦企画室) ─ 無色界フロア
── ここは国際宇宙ステーション(ISS)ヴァイクンタ、無色界フロア 第3区域「第3天 無所有処」作戦企画室。
── ラーマと黒猫は、本とARディスプレイに囲まれつつ会話をしている ……
黒猫:このアニメ面白いにゃ
2期はないのかにゃ?🐈⬛
ダンタリアンの書架
ラーマ:原作はこちらですね。幻の書、幻書にまつわる話です。
三雲 岳斗 (著), Gユウスケ (イラスト)
ラーマ:レイ・ブラッドベリの「華氏451度」のように、焚書官も出てきますね。
華氏451度
レイ ブラッドベリ (著), 伊藤 典夫 (翻訳)
黒猫:本を焼くなんてとんでもないことだにゃ🐈⬛
ラーマ:「華氏451度」は短く軽薄なコンテンツが流行って、みんな本を読まなくなる未来の世界の話です。まるで、本を読まず思考が浅くなった現代人への予言の書となっていますね。
黒猫:みんな「おバカ」になりましたにゃ🐈⬛
ラーマ:皆様〜ネコにバカにされていますよ〜。
── 黒猫は怪訝な顔をしている、「ネコだからってなめんなよ」と言いたそうだ。
なめ猫 免許証(なめられたら無効)
ラーマ:冗談ですよ、黒猫さん。
── 気を取り直して、黒猫は猫の手でとある本を差し出した。
黒猫:この本面白いにゃ🐈⬛
ビブリア古書堂の事件手帖
三上 延 (著)
ラーマ:実在の本を題材にした物語を、物語が扱うとはメタ的ですね。
黒猫:メタ・メタ・メタ・メタ構造だにゃ🐈⬛
ラーマ:メタが一個多くないですか?
黒猫:にゃ?🐈⬛
大曼荼羅
ラーマ:クロネコノートは完成しましたか?
黒猫:大体終わったにゃ🐈⬛
ラーマ:じゃ、無所有処 作戦企画室に飾っておきましょう、
この五色の「黒猫大曼荼羅」を ──
赤
黄
青
黒
白
無色
ラーマ:私たちも急いで向かいますよ、大図書螺旋回廊に。
黒猫:わかったにゃ🐈⬛
── ラーマを追いかけて黒猫は駆けて行った …
続く〜
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