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デンマークと浜松市は、なぜ再生エネルギーで前を走っていけるのか

先日のニュースで、「このまま行けば、気温の上昇は目標値の1,5度をはるかに上回る、2,7度の上昇になる」という予測が発表された。これがどれぐらい悲惨な状態を生む数字かは、別稿で論じたい。

ところで昨夜の「報道1930」において、再生エネについての特集が組まれていた。それを見ての感想と調べ。

デンマークは今再生エネが84%だそうだ。長く取り組んできた結果で、この数値は日本だって、本気でやっていれば不可能ではなかったことが話し合われていた。

デンマークの発電の主力は洋上を含む風力で、        (https://rief-jp.org/ct8/97830) 全体の50%を超えている。それをバイオマス発電が補う構図だ。

日本でも、浜松市は、とびぬけて再生エネ率が高い。市長の下、一丸となって市民電力会社を運営し、実現した結果である。町の映像に、屋根上ソーラーがあふれている。

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/shin-ene/new_ene/index.html

上の記事を読むと、太陽光、次いで風力、小規模水力などが促進されており、太陽光及の導入容量が全国第一位ということである。浜名湖周辺がメガソーラー推進地域であり、浜松新電力という広告をうたない草の根の会社とともに、前に進んでいる。東日本大震災後の停電という苦い経験を、そのまま市政に素直に生かした好例と言える。

昨日の議論でも、なぜほかの地域はできないのか、していないのかの問いに、「リーダーシップの不在」「日本人の意識の低さ」が挙げられていた。二日前元大臣が、北海道の温暖化がサケウニ大量死を生んでいる中で、コメがうまくなったと発言したばかり。なぜああいう発言が出るのか考える中で、欧州との危機感の違いが浮き彫りになる。


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