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頼む、痩せてくれ


お気に入りのMyケース自慢を聞いてください!

ロンドンに本社を構えるWisemanのカーボンケースです。

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かっこよくないですか~~?(うざ)

ある日東京都交響楽団さんにエキストラとしてお邪魔した際、団員さんがご愛用されていたケースを見て一目惚れ。

なんじゃこれはー!となったその日に検索して公式サイトにたどり着き吟味。数日たたないうちに即注文をかけました。笑


ファゴット吹きの悩みとして大きいのがやはりその重さ。

特にプロ奏者となると毎日のように楽器を背負った移動がつきもので、かといってコントラバスやティンパニ、コントラファゴットほど大きくはないからマネージャーさんに運んでもらえるわけではない…

自力で運搬できるギリギリの重さ故の苦悩。同志はつよく頷いてくれると思います。同じウェイト感としてはチェロ奏者も共感してくれるのではないでしょうか。


冗談抜きで肩の肉が沈むんじゃないかというくらい重い。いやー重い。夏場の薄着の時期に帰宅し服を脱ぐと身体にケース紐の跡が赤くついているなんてのは茶飯事です。どんな見せしめ?「今日楽器あるから…」と断った飲み会のおさそいも多々。


こんなに毎日持ち運ぶことになるなら軽い楽器を選んでおけばよかった。なにしろ始めた当初プロになる予定はなかったもので、大きな誤算でした。

フルートやオーボエ奏者の方がおしゃれなカバンやリュックにポンッと楽器を入れているのを見ると軽い目まいを覚えます。ファゴットが入るバックってもうスノーボード入ってるやつか登山リュックじゃんね。



そんな複雑な事情をかかえるファゴット奏者の救世主、カーボンケースです。軽いんだこれが。なんと2kgしかありません! 楽器やら楽譜やら入れると7kg近くにはなってしまうのですが…それでも大助かり。

そんでもってこのデザイン性!素晴らしいですよね。ずーっと思ってたんですよ、ファゴットケースってなんか…なんかね(明言は控えます)

ただ、見知らぬおばさまに駅やバス停で「これは何?トランペット?」ときかれることは増えました。
臆することない万遍の笑顔で「はい!」と答えています。おそらくファゴットですと訂正しても何とも言えない表情をされることが目に見えているので。

同僚には給湯器だなんだと呼ばれますが気になりません。だってかっこいいもん!


しかしちょっとだけお値段が張ります。1490ポンドです。レートによって変化があると思いますが、ご興味のある方は調べてみてね。お値段以上の価値は確実にあります!

そして日本で手に取って見れるお店はぼくが知る限りありません。注文から3ヶ月ほど待つ受注生産なので、お急ぎの方はご留意ください。

公式サイトも貼っておきます。4ピースと5ピース用・素材もカーボンとレザーが選べるのでご購入の際は吟味してくださいね。カラーバリエーションも外装内装豊富で最高です。ほんとに最高。選んでる時間たのしかったなぁ。


https://wisemanlondon.com/product/gentleman-bassoon-carbon-fibre-case/


ちなみにぼくはホワイトカーボンで内装はパープル×ブルーのベルベットにしました。かっこいい♡ ファゴットのワインレッドと最高にマッチ!

移動中モノにぶつかったりするとどうしても外塗装が剥げてしまうのですが、ぼくは乗用車用のリペア塗料で補正しています。きれいになかったことに出来るのでおすすめです。


自粛期間のいま、この重さを背中に伴う移動がちょっと恋しかったりもする…ような?しないような。



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