島皮質を活性化させる方法:徒手療法編
わたしたちSafe & Social Systemsは、
島皮質を活性化させる徒手療法を開発しました。
名称
「Interoceptive Awareness - Skin Stroke」
インテロセプティブアウェアネス・スキンストローク
Interoceptive Awareness
自律神経系の中枢である島皮質がリアルタイムに自身の身体が安全な状態であるか脅威にさらされている状態であるか判断する際に内臓・前庭系・筋骨格系・五感の情報を体中から収集している機能。
自律神経に対する介入においてInteroceptive Awarenessについて以下の書籍でわかりやすく説明されています。Interoceptive Awarenessについて詳しいわけではありませんがマインドフルネスの領域で使われている概念のようです。
Skin Stroke
皮膚をなでる。
後で述べますが、皮下にある間質性受容器とルフィニ小体を効率よく刺激するようになでていきます。
またなでる刺激が島皮質を強く活性化することについては"Processing of affective and emotionally neutral tactile stimuli in the insular cortex"のなかで2cm/sの速さでなでる刺激がC線維を介して島皮質全体を活性化することが報告されています。
この徒手療法は、
体中にある筋膜の連結ライン(Myofascial line)に沿って行います。
筋膜ラインはTom Myers氏のアナトミートレイン理論に基づくものです。
この筋膜ラインを以下の原則で刺激していきます。
1.浅層→深層
2.機能連結しているライン同士は連続して刺激する
3.ベースとなっているラインは直後に行う
次に触り方です。
皮下にある間質性受容器とルフィニ小体を刺激できるように触ります。
これはウルム大学の筋膜研究プロジェクトディレクターであるロバート・シュレイプ博士によるレポートからの応用です。
間質性受容器は優しいゆっくりと圧迫するなでるような刺激に反応します。
ルフィニ小体は筋の走行に垂直に横切る皮膚ストレッチで反応します。
次に筋膜ラインのどこを触れば良いかです。
これについては良質なエビデンスは無いのですが、トリガーポイントには間質性受容器が多いという記事が以下の書籍にありました。
ゆえに筋膜ライン上の各筋肉を触る際は、その筋肉のトリガーポイント付近を主に触るようにします。
わたしたちSafe & Social Systemsは、
このInteroceptive Awareness - Skin Strokeを次の方々をターゲットに提供したいと考えます。
1.慢性的な不調に悩む40〜50代の女性
2.精神的な不調に悩む20〜30代の女性
3.整形的な不調に悩む60〜70代の女性
慢性的な不調とは
いわゆる自律神経系の不調です。
>疲れが取れない。
>体がだるい。
>肩こりが酷い。
>腰が痛い。
>寝付きが悪い。
>ぐっすり眠れない。
>頭痛
>めまい
>下痢、便秘
>不安
>動悸
>息切れ、息苦しさ
精神的な不調とは
>パニック障害
>不安神経症
>ADHDに伴う情緒障害
>抑うつ
>イライラ
>突発性難聴
>メニエール病
整形的な不調とは
>膝の痛み
>腰の痛み
>坐骨神経痛
>脊柱菅狭窄症
>椎間板ヘルニア
わたしたちSafe & Social Systemsは
40〜50代にみられる慢性的な不調
20〜30代にみられる精神的な不調
60〜70代に見られる整形的な不調
などは自律神経系の機能低下が主な原因であると考えます。
そして自律神経系の問題は、ざっくり言うと
島皮質と迷走神経の機能改善によってある程度解決されると考えています。
もちろん
慢性的な不調には、ホルモンや神経伝達物質のバランスなど
精神的な不調には、思考のクセや環境など
整形的な不調には、バイメカ的な問題や脳卒中の影響など
ちまたでよく原因であるとされている要素は問題を解決する上で重要な課題になるのはよく理解しています。
しかしそのような課題に対して自律神経系は人体における生理的基礎となっていますので、根本的なリハビリを行うためには自律神経系に対する介入は必須ではないかと考えています。
現在Safe & Social Systemsでは
慢性的な不調に悩む40〜50代女性と整形的な不調に悩む60〜70代女性に対する介入実績がります。
今後は介入する事例を増やし、スマートパルスでの効果判定を積み上げていきたいと考えます。
また精神的不調を抱える20〜30代女性の介入事例がまだ無いので事例を開拓していきたいと思います。
最後に
Interoceptive Awareness - Skin Stokeの介入動画を今後製作する予定です。
お楽しみに。
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